19歳アマ、ミンウー・リーと健闘をたたえ合った小平智(提供:大会事務局)

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<ISPS HANDA ワールドスーパー6パース 最終日◇11日◇レイクカリーニャップCC(7,143ヤード・パー72)>

「6ホールの短期決戦なので、どう転ぶかはわからない。悪いゴルフではなかった」

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このコメントがすべてを物語っているといえるだろう。マッチプレー1回戦で世界ランク37位の小平智は、アマチュアのミンウー・リー(オーストラリア)に3&1の大差で敗退。戦い方の難しさを痛感させられる結果となった。

スタートホールの10番では、小平がセカンドショットを50cm、リーが1mにつけて、ともにバーディ発進。「勢いに乗れてはいた」と幸先の良い出だしだったが、相手のリーがそれを上回った。

2ホール目。再び1mに寄せたリーにリードを奪われると、3ホール目は4打を費やしてもグリーンに乗らず、コンシード(ホールの勝ちを相手に譲る行為)を宣言。4ホール目をともにバーディとし、迎えた5ホール目はセカンドショットを大きくオーバーした時点で、小平が再びコンシード。最終ホールを戦うことなく、小平の敗北が決定した。

「ただ彼が上手かっただけ」。小平が賞賛したリーは、地元オーストラリア・パース出身の19歳。米ツアー通算3勝のミンジー・リー(オーストラリア)を姉に持ち、自身も2016年「全米ジュニアアマチュア選手権」で優勝、2017年「オーストラリア・アマチュア」でも2位と輝かしい戦績を誇る。まぎれもなく、将来が嘱望されるトップアマの1人だ。

しかし、3日目までのリーはトータル6アンダー・11位タイで首位とは6打差。トータル5アンダーの小平とはわずかに1打差と、ここまでワンサイドゲームになる相手ではない。「実力とかそういうものではないと思います。勢いや運もありますから」。

3月には「WGC-メキシコ選手権」、「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」とビッグトーナメントが控えている。「このままマスターズの出場権を獲得したい。大きな試合が続くので、帰ってきっちり練習したいですね」。大敗を喫しても悲壮感はなかった半面、勝負の3月を見据え表情を引き締めた。

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