アンデルレヒト森岡がデビュー戦1アシスト PK失敗も…終盤交代時に観客拍手で称賛

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アンデルレヒトの新10番として先発、開始11分に名刺代わりのアシスト

 アンデルレヒトに移籍した日本代表MF森岡亮太は現地時間4日に行われたベルギーリーグ第25節メヘレン戦にスタメン出場し、移籍後初出場となったデビュー戦で開始11分に即アシストをマーク。

 その一方で勝ち越し点のチャンスとなるPKを外し、試合は2-2のドローに終わった。

 昨夏ベフェレンに加わった森岡は24試合に出場し7ゴール11アシストという圧倒的な結果でインパクトを残した。そのプレーぶりに国内屈指の名門であるアンデルレヒトも目をつけ、1月末に加入が決定。その期待値の高さを象徴するかのように加入して数日の段階ながらメヘレン戦で先発メンバーに名を連ねた。

 背番号10を身にまとった森岡はトップ下の位置に入り、ポゼッションで主導権を握りに行くスタイルのなかでチャンスをうかがった。すると同11分だった。最終ラインからのロングボールに対して左サイドを抜け出すと、ゴールライン付近深い位置まで入り込んで左足ダイレクトでゴール前にクロスを送る。このボールをFWガンボウラの頭にピタリと合い、アンデルレヒトは幸先よく先制に成功した。

 的確なパス能力を発揮し、名刺代わりとも言えるアシストをマーク。森岡がステップアップ最初の舞台でいきなり結果を残した。しかしアンデルレヒトは同13分に同点ゴールを許し、22分にはオウンゴールで逆転される。その後も決定機を何度も作られるなど、チームは明らかに浮足立ったまま前半を折り返した。

PK奪取の森岡が蹴るも…ゴール左へ

 森岡は連係が確立されていないなかでもCKのキッカーを任され、チャンスを作ろうと試みた。そしてチームも後半12分に左サイドのクロスから再びガンボウラのヘディングシュートで2-2の同点に追いつく。同35分、味方の浮き球パスに対してペナルティーエリア内に走り込んだ森岡は相手DFに倒されてPKを獲得。このキッカーを森岡が務めたが、シュートはゴール左へと外れ、絶好の勝ち越しチャンスを逃してしまった。

 試合はこのまま2-2のままタイムアップ。初ゴールを逃したのは痛恨だったが、後半43分に交代した際にはスタジアムから拍手が起きるなど、アンデルレヒトでスタメンの座を確保するには十分のプレーを見せた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images