韓国の攻撃に対し、攻守も見せたGKの中村だが、3失点を喫した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 E-1選手権の最終戦、日本対韓国の一戦が12月16日、味の素スタジアムで行なわれ、日本は1-4で韓国に敗れた。

 日本は2試合を終えて2勝。対する韓国は1勝1分けで、日本は引き分け以上で優勝が決まるシチュエーションで最終戦を迎えた。

 日本の先発はGKに中村航輔、DFは右から植田直通、昌子源、三浦弦太、車屋紳太郎。中盤は井手口陽介と今野泰幸のダブルボランチでトップ下に倉田秋。3トップは右から伊東純也、小林悠、土井聖真という顔ぶれ。

 日本は開始2分、土居のパスを受けた伊東がディフェンスラインの裏に抜け出すと、韓国のチャン・ヒョンスに倒されPKを獲得。これを小林が冷静に沈め、日本が幸先よく先制する。小林は大会2得点目となった。

 しかし日本は13分に、196センチの長身FW、キム・シンウクにヘディングシュートを叩き込まれ同点とされると、ここから連続失点。23分に元神戸のチョン・ウヨンにFKで無回転シュートを決められ、35分には再びキム・シンウクにゴールネットを揺らされる。

 前半を1-3で折り返した日本は、後半に反撃の兆しを見せるものの、韓国の堅守を崩し切れない。逆にカウンターからピンチを招き始め、69分にはヨム・ギフンにまたも直接FKを叩き込まれ、ついに4失点目を献上。

 日本は交代出場の川又堅碁が奮闘を見せるも、追加点を奪えない。

 試合はこのまま1-4でタイムアップ。日本はA代表での対戦では、1979年の第8回日韓定期戦以来、38年ぶりとなる4失点で、韓国に惨敗を喫した。韓国が大会2連覇を飾っている。

【PHOTO】日本は韓国に4失点の惨敗で優勝ならず…