ニューカッスル戦で殊勲の活躍を見せた岡崎。指揮官が称えたのは、その闘争心とチームへのポジティブな影響だ。(C)Getty Images

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 レスター・シティのFW岡崎慎司が、3試合ぶりのスタメン復帰を果たしそうだ。
 
 水曜日のナイトゲーム、サウサンプトン戦を翌日に控え、クロード・ピュエル監督が会見。クリスマス前後の過密日程を前に、「あらゆる選手にチャンスを与える」と話し、そのなかで岡崎の闘う姿勢を絶賛した。レスターの地元紙『Leicester Mercury』が伝えている。
 
 レスターにとってサウサンプトン戦は、20日間で7試合を戦うハードスケジュールの1試合目。チームはここ2試合で先発11人を固定して結果を残しているが、フランス人指揮官はこの面子を変更すると明言。「忙しい時期に突入し、いよいよチームとしての総合力が問われる」とし、「毎試合フレッシュなメンバーで戦うことが必要になる」と断言した。
 
 それを受けて『Leicester Mercury』紙は、「指揮官の寵愛を受けるデマライ・グレイにまず休息を与えるだろう。土曜日のニューカッスル戦で額を9針縫う怪我を負いながら不屈のプレーを見せたシンジ・オカザキが、間違いなく先発に復帰するはずだ」と予想した。
 
 そして、ピュエル監督も岡崎へのインプレッションを明かした。ベタ褒めである。
 
「シンジは普通の選手がなんとなく足で処理しようとするボールに対して、迷わず頭から飛び込む、そういう選手なんだ。チームに欠かせない、きわめて重要な存在。なぜなら、本当にファンタスティックな魂を持っている。彼はピッチに立つだけで、チームとスカッドに多くのものをもたらすんだ」
 
 過小評価していた日本人ストライカーを、指揮官がここまで称えたのはもちろん初めて。ニューカッスル戦の魂を震わせるパフォーマンスが、クールなフランス人のハートを揺さぶったか。
 
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