清水J1残留! 全身全霊を注いだ清水が神戸を下しJ1残留最後の椅子を勝ち取る!!《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ最終節、ヴィッセル神戸vs清水エスパルスが2日にエビアスタジアム神戸で行われ、3-1で清水が勝利。この結果、清水のJ1残留が決定した。

▽J1通算200勝目が懸かる神戸(勝ち点44)は、前節のセレッソ大阪戦から4選手を変更。三原、藤谷、ニウトン、大槻を代えて、高橋、伊野波、高橋、田中を先発に起用した。一方、J2降格の可能性を残す清水(勝ち点31)は勝てば残留を決められる大事な一戦。ここ8試合未勝利のアウェイチームは前節のアルビレックス新潟戦から角田を二見にスタメン変更した。

▽静かな立ち上がりになった今日の試合、最初のゴールはカウンターから生まれた。13分、相手のクロスミスを自陣で奪った神戸は、素早く左サイドに展開。高橋の攻め上がりからクロスを受けた渡邉のシュートが相手に当たりゴールに吸い込まれた。

▽渡邉の3試合連続ゴールで先制した神戸だが、対する清水はセットプレーからチャンスを掴む。18分、ボックス手前のやや左寄りで得たFK。北川が右足で放ったシュートがクロスバーの下側に直撃し、GK徳重の守るゴールを割った。

▽好調・渡邉のゴールに対して、北川の2試合連続ゴールで同点の追いついた清水は勢いそのままに追加点を奪う。24分、左サイドのクロスを必死に繋げた清水は、最後はテンポを遅らせて上がってきた増田がシュートを突き刺し逆転ゴールを挙げた。

▽清水のリードで迎えた後半、清水は残留をより確かなものにする。57分、左サイドの松原のFKをニアで味方が後ろへ逸らすと、そこに飛び込んだ鄭大世が頭で押し込み3点目を奪った。

▽その後は神戸が攻勢に出るが、清水も集中した守りを見せゴールを割らせない。終盤にかけては全員が自陣に引いてゴール前を固める清水に対して、神戸はサイドから崩しにかかるが、79分に訪れた小川のビッグチャンスもゴールに繋げることができなかった。

▽鄭大世が足をつるほどの激戦を繰り広げた試合はここで終了。失点後に3ゴールを奪って逆転した清水が9試合ぶりの勝利をモノにし、J1残留を自らの手でつかみ取った。