早田ひな、伊藤美誠【写真:Getty Images】

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伊藤&早田組が世界選手権銀の中国ペア撃破「力強く支え合い、お互いに背中押す」

 卓球のワールドツアー、スウェーデン・オープン(ストックホルム)は19日、女子ダブルス決勝で世界選手権銅メダルの伊藤美誠(スターツSC)、早田ひな(日本生命)組が世界選手権銀メダルの陳夢、朱雨玲組(中国)を3-1で下して優勝。8月のチェコ・オープンに続き、結成9か月でワールドツアー2勝目を挙げた。国際卓球連盟(ITTF)は「アジア王者を打ち負かし、オッズをひっくり返した」と称賛している。

「みまひな」が、また快挙だ。伊藤、早田組は第1ゲームを11-8で先取。第2ゲームこそ1-11で落としたが、第3ゲームから11-9、11-9で連取。世界ランク1、2位の最強中国ペアを3-1で破ってみせた。

 結成わずか9か月でワールドツアー2勝目。成長著しい女子高生ペアにITTFも公式サイトで称賛している。

 記事の見出しでは「ヒナ・ハヤタとミマ・イトウが金メダル筆頭のアジア王者を打ち負かし、オッズをひっくり返した」と記し、“番狂わせ”を特集。1ゲームは落としながらも、格上相手に粘り勝った試合展開を伝えた上で「ともに力強く支え合い、お互いに前進するため背中を押すのがハヤタとイトウのペアだ」と2人のコンビネーションに賛辞を送った。

 伊藤は優勝後、自身のツイッターで「みなさん夜遅くまで応援ありがとうございました 今年最後のツアーは笑顔で終われました」と報告し、喜びを語っていた。東京五輪でも期待がされる卓球界の星。さらなる飛躍が楽しみだ。