遠東SOGO忠孝館のバーゲン初日の模様

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(台北 10日 中央社)台湾のデパート各店では近日、「週年慶」と呼ばれる年に一度のバーゲンが続々と開催されている。9日には中でも高い注目が集まる遠東SOGO台北店3館のバーゲンがスタート。同店によると、初日の来店客は1万人にも上り、売上高は前年比2 割増の11億台湾元(約41億3700万円)に迫る勢いだったという。

台湾全土で8店舗を展開する遠東SOGOは今年のバーゲン期間中、106億元(約398億6200万円)の売上高達成を目指す。台北店3館の目標は62億元(約233億1600万円)。

初日の9日、台北店忠孝館では午前11時の開店前に1000人以上が列を作った。前日の夕方から並んでいたという男性は、割引価格で販売される数量限定の化粧品を購入し、好きな女性を喜ばせたいと話した。

遠東SOGOによれば、初日は化粧品の販売が好調で、売り上げを押し上げたという。

遠東SOGOに先駆けてバーゲンを開始している新光三越や遠東百貨も、今年のバーゲンシーズンの業績成長に期待感を示している。先月初旬から台湾全土の各店で順次バーゲンをスタートさせた新光三越によれば、先月末現在、化粧品の売上高は前年に比べ8%成長。遠東百貨は今年のバーゲン期間中、売上高前年比7%増を見込む。中でも化粧品は同10%以上の増加も期待できるとしている。

(朱則イ/編集:名切千絵)