羽生結弦【写真:Getty Images】

写真拡大

前日転倒で右足故障、欧米の各国メディア続々速報「五輪王者がNHK杯から離脱」

 男子フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が10日、グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯を棄権した。前日練習でジャンプを着氷した際に右足を負傷。5連覇がかかっていたGPファイナル出場も困難になった。王者のまさかの棄権に対し、海外メディアも「大会最大の注目株が最大の撤退を余儀なくされた」と衝撃が広がっている。

 羽生の欠場は日本のみならず、海外に驚きをもたらした。米スケート専門メディア「icenetwork」は「ハニュウが練習中の負傷によりNHK杯から撤退」を打って特集している。

 記事では「現世界王者がジャンプでの着地失敗により右足を傷めることに。ユヅル・ハニュウという、この大会最大の注目株が最大の撤退を余儀なくされた」と記述した。

 練習中の4回転ルッツで転倒した際に転倒し、すぐにリンクから下がったが、足を引きずり、数分後に戻った後もジャンプの練習は行わなかったと、故障の状況を詳しく説明している。

専門メディアのみならず、欧米で速報、ものの数時間で衝撃が世界に拡大

 また、出場に向け、この日の当日練習もキャンセル。しかし、羽生のコーチ側から膝と足首の負傷により正式に大会から辞退することを発表したことを紹介している。

 スケート専門メディアのみならず、米スポーツ専門局「ESPN」、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」、英紙「デイリー・メール」も「五輪王者ユヅル・ハニュウがNHK杯から離脱」と見出しを打って報じている。

 平昌五輪では、フィギュアの男子シングル66年ぶり連覇という偉業がかかる絶対的王者。その注目度の高さを表すように、シーズン中の負傷欠場は、ものの数時間で衝撃が各国に広がっている。