公式サイトより

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 神宮前のアートギャラリー「セゾンアートギャラリー(SEZON ART GALLERY)」が、11月25日をもって閉廊することを公式サイトで発表した。
 ワタリウム美術館と同じ神宮前3丁目に立地する「セゾンアートギャラリー」は、軽井沢に構えるセゾン現代美術館の新たな活動の一環として2015年12月にオープンした。地下1階にはカフェ・ダイニングバーを導入し、作品展示に加えてコミュニケーションを楽しめる場として展開。これまで「ホワイト レーベン(WHITE RAVEN)」の森勉や「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」とコラボレーションしたことでも知られる笹田靖人、絵本作家としても活動するキングコングの西野亮廣などが個展を開催し、セゾン現代美術館では実現できなかったさまざまな作家を2年間にわたり紹介してきた。
 閉廊の理由は「諸般の事情」としており、セゾン現代美術館の創立者である堤清二の命日11月25日に営業を終了する。最後の企画展として、セゾン現代美術館における日本作家のコレクションと神宮前のセゾンアートギャラリーで発表した若手作家の作品が同時に会する「CYA!Modern/セイヤー!モダン 〜 to the next stage」を開催中。横尾忠則や森勉ら14人のアーティストが参加している。なお、セゾン現代美術館は引き続き運営するという。