ボルネオFCのテレンス・プヒリの驚愕のスプリントが話題に(画像はスクリーンショットです)

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インドネシア21歳が超速弾…海外で驚嘆の声「目を疑う衝撃映像」「チーターじゃないよね?」

 海外サッカーで、カウンターから超人的なスピードで爆走し、80メートルをわずか2タッチで、最後はGKも交わしてゴールを決める驚愕弾が炸裂。「8秒間の衝撃」を米FOXスポーツアジア版の公式インスタグラムが動画付きで紹介すると、海外ファン、メディアから「目を疑う衝撃映像」「チーターじゃないよね?」「メッシ? ベイル? もはやそういうレベルの領域じゃない」と驚嘆の声が上がっている。

 まるでピッチを駆ける稲妻――。ただ一人、陸上選手が混じっているようだった。そんな驚愕ゴールが生まれたのは、23日のインドネシア1部リーグのボルネオFC対ミトラ・クカールの一戦だった。

 2-0とリードして迎えた後半25分。ボルネオFCはロングレンジからシュートを狙った相手選手をブロック。すると、ボールは前線に大きく跳ね返った。これに反応したのが、テレンス・プヒリ。ここから信じられない加速を見せる。

 セットプレーの直後だったのか、相手のディフェンスはセンターサークル付近に1人だけ。あっという間にトップスピードに乗ると、センターライン右サイドでボールに追いつき、スライディングを仕掛けてきた相手ディフェンスをワンタッチでぶち抜いた。しかし、プヒリの独走は止まらない。

 もう視界に残っているのは相手GKだけ。20メートルほど大きく蹴り出したボールに対し、GKが決死の覚悟でエリアを飛び出した。ただ、トップスピードのまま1対1を迎えたが、進路を左前方に取り、ファウル覚悟で体を使って止めにきた相手を再びワンタッチでぶち抜いた。

 あとは無人のゴールだけ。後方からディフェンスが必死に追いかけたが、到底間に合わず、悠々と左足で流し込んだ。そのままプヒリは客席に両手を広げて駆け、歓喜を爆発させていた。

海外で広がる衝撃「ワンシーンで伝説に」「特定されてない新たなボルト?」

 走り出してからシュートまでたった8秒ちょっとの衝撃弾。およそ80メートルの距離をディフェンスを交わしながらとしては驚異と言っていいだろう。

 米FOXスポーツアジア版は「テレンス・プヒリは生存する中で最速の人間? このウィンガーは一晩中世間を騒がす存在となった」と公式インスタグラムに動画付きで紹介。映像を見ると、大きなストライドながら驚異的な細かいピッチで芝生の上を駆け抜けているのが見て取れ、ファンに驚愕が広がっている。

「疾風だ」

「ベイル? メッシ? もはやそういうレベルの領域じゃない」

「チーターではないよな?」

「サッカー界のみならず世界に衝撃を与えた映像」

「光速とはこういうことを言う」

「常識を塗り替えたスプリント」

「このワンシーンで伝説の存在になった」

 このように賛辞が相次ぎ、さらに海外メディアも反応。英紙「デイリー・メール」は「ボルネオFCのテレンス・プヒリは我が目を疑うペースで走る衝撃映像で世界最速の選手を証明」、アルバニア情報メディア「ResPublica」は「特定されていない新たなボルト? 見つけたぞ、プヒリ」、スペイン紙「as」は「地球上最速のフットボーラーを発見?」と衝撃を受けている。

 Jリーグでも数々の俊足が存在し、世界では陸上の世界最速男、ウサイン・ボルトになぞえられてきたが、なかでも“本物級”の世界最速と評されたプヒリ。弱冠21歳で、将来、日本代表との対戦もあれば楽しみだ。果たして、これからどんな成長を見せてくれるのか。観る者の心を奪うスピードに注目して損はないだろう。