「青学大受験」田村淳は他の受験生だけでなく母校にも迷惑をかける!?

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 お笑い芸人の田村淳が、10月14日スタートの「偏差値32の田村淳が100日で青学一直線〜学歴リベンジ〜」(AmebaTV)にてセンター試験の過去問に挑戦。現代文が100点満点中の23点、日本史が同24点、そして英語に至っては200点満点中の24点と散々な数字となった。

 この体たらくには「これで青学を受けるなんて本物の受験生が迷惑」という批判が強まっている。そんな田村が実際に迷惑をかける相手はほかにもいるというのだ。受験事情に詳しいライターが語る。

「大学受験に際しては、出身学校長が作成した『調査書』が必要。これには在学時の成績が記載され、いわゆる内申書にあたります。ただ学校教育法施行規則では、卒業後5年間が成績等の保存期間と定められているため、多浪の受験生では調査書が作成できないことも。この場合は『卒業証明書』を提出すれば大丈夫です」

 ということは田村の場合、母校である山口県の県立工業高校から卒業証明書をもらえばいいわけだ。だが、コトはそう簡単ではないというのである。前出のライターが続ける。

「学校教育法施行規則の第二十八条では『入学、卒業等の学籍に関する記録については、その保存期間は、二十年間とする』と定めています。田村は卒業後すでに25年が経過しており、この保存期間を超過。最近は個人情報の取り扱いが厳格化され、自治体では保存期間が過ぎた書類をあえて廃棄処分にすることも珍しくありません。もし田村の学籍記録が廃棄されていれば、母校では卒業証明書を用意できないかもしれないのです」

 たとえ学籍記録が保存されていた場合でも、92年卒の記録を保管庫から探し出すのはかなり面倒な作業のはず。田村のお遊び受験に付き合わされる母校の職員にとって、卒業証明書の作成はいい迷惑なのかもしれない。

(金田麻有)