ハリル、低調な試合内容に落胆「相手がブラジルなら10失点してる」

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 キリンチャレンジカップ2017が10日に行われ、日本代表とハイチ代表が対戦した。倉田秋(ガンバ大阪)と杉本健勇(セレッソ大阪)のゴールで2点を先行した日本だったが、ハイチに逆転を許してしまう。終了間際に香川真司(ドルトムント)が同点弾を決め3−3のドローに持ち込んだが、多くの課題が残る試合となった。

 日本を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「私の就任からこんなに悪い試合は見たことはない」と落胆。「多くのチャンスを作って2−0になってから、選手の頭がどうなったのか分からない。得点を取ったあとに全て止まってしまった」と振り返る。続けて「長年、監督を続けていますけど、こんなに内容の悪い試合は見たことがない。今夜の試合のあとにワールドカップの話をすると愚かに思われてしまうかもしれないですね」とショックを隠しきれない様子だった。

 前日会見では「多くのサポーターに足を運んでほしい」と来場を呼び掛けていたが、「こんな試合をしてしまい私の方から謝罪したい。いろいろな面でレベルの低いところを見せてしまった」と謝罪した。

 11月はハリルホジッチ監督も「世界でも有数の2カ国」と認めるブラジル代表、ベルギー代表との対戦が待っている。「相手がブラジルで今日のような試合内容では10失点してしまう」と改めて警鐘を鳴らす。「やるべきことは多くあります」と残り8カ月に迫った本大会へ気を引き締めた。