バイエルンに仰天プラン? ファン・ハール復帰を検討か

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▽バイエルンがカルロ・アンチェロッティ監督の後任として、ルイス・ファン・ハール氏(66)の復帰を画策しているようだ。ドイツ『ビルト』が伝えている。

▽先月27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦で0-3と惨敗したバイエルンは翌日、アンチェロッティ監督を解任。暫定指揮官として現在は、アシスタントコーチを務めていたウィリー・サニョル氏がチームを率いている。

▽そして現在、バイエルンは元ドルトムント指揮官のトーマス・トゥヘル氏を始め、リバプールのユルゲン・クロップ監督やホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督を後任指揮官の候補としてリストアップしているといわれている。

▽だが、『ビルト』は3日、バイエルンが新たな後任候補の1人として、2009年から2011年までチームを率い、初年度にブンデスリーガとDFBポカールの国内2冠、チャンピオンズリーグ準優勝に導いたファン・ハール氏の再登板を検討していると報じた。

▽これまでアヤックスやバルセロナ、オランダ代表を率い、多くのタイトルを獲得してきたファン・ハール氏だが、2014年から2016年まで率いたマンチェスター・ユナイテッドでは思った成績を残せず、解任の憂き目にあった。その後、2017年1月に監督業からの引退を発表している。

▽その一方で、先日にはJリーグのヴィッセル神戸の新監督候補に挙がるなど、監督業への復帰の噂も出ている。

▽ファン・ハール氏はユースからトップチームデビューさせたドイツ代表FWトーマス・ミュラーを始め、オランダ代表の教え子でもあるFWアリエン・ロッベン、元フランス代表MFフランク・リベリなど、現チームの重鎮たちと良好な関係を築いており、その関係性が古巣復帰に向けた大きな後押しになるはずだ。

▽その一方で、2011年に解任された際、ウリ・ヘーネス会長と衝突していた事実が後に明らかになっており、同会長との関係修復が監督復帰の重要なポイントとなる。なお、ファン・ハール氏はアンチェロッティ監督解任のキッカケとなったPSG戦を現地観戦しており、スタジアムでバイエルン側とすでに接触した可能性も指摘されている。