ACL準々決勝の第2レグでは、浦和が川崎を相手に逆転劇を演じている。(C) SOCCER DIGEST

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 Jリーグは9月29日、J1リーグ33節の浦和レッズ対川崎フロンターレ(埼玉スタジアム)のキックオフ時刻が決定したことを発表した。
 
 現在、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で準決勝まで駒を進めている浦和は、上海上港を相手に9月27日の第1レグで1-1の引き分け。10月18日には第2レグを戦うが、浦和がこの戦いを制して11月18日(土)と同25日(土)に行なわれるACL決勝に進出した場合、33節の川崎戦は、11月29日(水)の19時30分にキックオフされる。一方、準決勝で敗れた場合は、同26日(日)の13時にキックオフとなる。

 ACL準々決勝では、同じ舞台で浦和が奇跡の大逆転劇を演じており、両チームにとって因縁浅からぬリターンマッチとなる。また、ともに置かれた立場を鑑みても、この試合は大きな意味を持つ一戦となりそうだ。
 
 浦和はJ1リーグで27節終了時、首位・鹿島アントラーズと勝点20ポイント差の8位。逆転優勝は極めて困難な状況だが、ここ3シーズン連続で出場しているACLへの出場権は確保しておきたいところだろう。現時点でACL出場圏内にいる2位の川崎フロンターレ、3位の柏レイソルはともに勝点53で、12ポイントの大差を付けられているが、残り7試合でどこまで肉薄できるか。
 
 また、浦和はすでに天皇杯も鹿島に敗れ姿を消しているが、リーグ戦トップ3のいずれかのクラブが天皇杯を制すれば、リーグ4位クラブに出場権が転がり込んでくる。現時点で4位・セレッソ大阪とは勝点7ポイント差であり、決して現実離れした逆転不可能な数字ではない。
 
 一方の川崎も悲願の初タイトル獲得に向けて、勝点8ポイント差で首位を行く鹿島を追う。逆転優勝へ向けて絶対に落とせない試合となるだろう。