ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

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レーバー・カップで前衛フェデラーが空振り…ユーモアたっぷりにひと言

 テニスのレーバー・カップは24日(日本時間25日)、欧州選抜が8勝4敗で勝利を収めた。今大会、最大の注目を集めたのは、ダブルスでロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)のレジェンドコンビが結成されたことだろう。フェデラーは試合中の珍シーンを公式ツイッターに動画付きで投稿。「ナダルをテストしてみたんだ」とユーモアあふれるコメントが話題を呼んでいる。

 フェデラーが紹介したのは23日(同24日)に行われたサム・クエリー、ジャック・ソック(ともに米国)組との一戦だった。

 ナダルのサービス。フェデラーは前衛でしゃがみ、相手のレシーブがサイドライン際に返されると、勢い良くジャンプして飛びついた。ワンハンドでラケットを振ったが、しかし、空振り。後衛のナダルは虚を突かれ、懸命に反応したが、追いつけず。相手のポイントになってしまった。

 映像を見る限り、フェデラーは全力でボレーを打ち返しにいっているようにも見える。しかし、投稿ではこうつづっている。

「当然ね」…後衛ナダルが返せるか、わざと試した?

「この場面ではただナダルをテストしてみたんだ、当然ね」

 コメントの最後には、とぼけたような顔の絵文字を付けて投稿。わざと後衛のナダルが返せるか試したという、ユーモアたっぷりな“強がり”にファンも笑いを起こしていた。

 フェデラーはロブショットに対し、ナダルと激突しそうになったシーンも投稿するなど、夢のコンビを存分に楽しんだようだった。

 試合も6-4、1-6、10-5で見事に勝ち、欧州選抜チームの勝利に貢献していた。その中でも、2人合わせてグランドスラム35勝のレジェンドコンビは、夢のひと時を与えてくれた。