スターバックス コーヒー ジャパン 水口貴文CEO(中央)

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 スターバックス コーヒー ジャパンが、スターバックス カードにポイント制を導入し、限定商品の購入やイベントの招待などのサービスが受けられる国内初のロイヤルティープログラム「スターバックス リワード(STARBUCKS REWARDS)」を9月20日から提供することを発表した。スターバックス カードをウェブに登録することで参加可能。既に登録している人は自動的に参加となる。
 「スターバックス リワード」では、ウェブに登録したスターバックス カードによる支払い50円(税別)ごとに「Star(スター)」を1つ獲得できる。Green StarとGold Starの2種類をそろえ、はじめにGreen Starを1年以内に250 Starsを獲得するとGold Starにアップグレードする仕組み。主な特典として、新商品の先行購入やドリップコーヒー2杯目以降がディスカウントされる「One More Coffee」、コーヒーセミナーの先行予約などのほか、Gold Starを150 Starsを集めると好きな商品1品と交換できる「Reward eTicket」(税別700円まで)を発行する。今回のプログラムの開始に伴い、公式モバイルアプリを刷新。集めたStarの確認や特典への交換ができるようになる。
 すでにプログラムを導入している国もあり、アメリカ本国では売上高の36%がプログラム会員1,330万人による商品購入だという。日本国内でもスターバックス カードによる決済率は2002年のローンチから20%増加しており、「スターバックス リワード」を通じてデジタルを強化する考え。また、同プログラムをパーソナライゼーションに欠かせないツールと位置付け、デジタル領域でユーザーとのつながりを深めることを目指す。今後は順次プログラムの拡充を図る計画。水口貴文CEOは「毎週500万人以上が来店するスターバックスで、どうやったら体験価値をあげていけるかを考えながらプログラムを進めていきたい」と話している。