サッカー台湾代表監督に就任するゲーリー・ホワイト氏(右)

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(台北 16日 中央社)中華民国サッカー協会は15日、台北市内で記者会見し、新しい代表監督に英国籍のゲーリー・ホワイト氏(43)が就任すると発表した。

前任の黒田和生氏(68)が、台湾代表史上2人目の日本人監督として昨年11月から指揮を執ってきたが、先月のユニバーシアード台北大会直前から病気のため休養している。

15日の会見に出席したホワイト氏は、当面の目標として、来年3月まで続くアジアカップ3次予選を突破し、2019年本大会の出場権を獲得することを掲げた。

ホワイト氏は、これまで複数の地域から代表チームの指揮を任されてきた。グアム代表監督時代(2012 〜2016年)には、チームの世界ランキングを190位台から160位前後に引き上げたほか、2013年3月のチャレンジカップ予選ではそれまで勝ったことのない台湾を3−0で破っている。

競技人口が少ないことなどから「サッカー沙漠」と呼ばれる台湾だが、当局では、日本とのサッカー交流に積極的に取り組むなど6年内の世界ランキング100 位入りを目指している。

国際サッカー連盟(FIFA)が14日に発表した最新の世界ランキングで、台湾は前回(8月)から3つ下げて151位となった。

(李晋緯/編集:羅友辰)