「決めるところで決めないと…」1点が遠かった岡崎、課題は「いっぱいある」

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 2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選で日本代表はサウジアラビア代表と対戦し、0−1で敗戦を喫した。

 オーストラリア代表戦は後半から途中出場し、今回はスタメンで67分まで出場を果たしたFW岡崎慎司(レスター)は「決めるところで決めないと…」と試合を振り返り悔しさを露わにした。

 試合後、報道陣から試合の感想を問われると岡崎は「先制され引かれた時に、自分たちの攻撃は雑になるし、途中からは暑さもあって前に行けず、攻撃でのクオリティを発揮することができなかった。個人的にはゴールを取れればOKだと思うが、取れなかったのでチームを助けることができなかった」と言及。攻撃の低パフォーマンスに自身も納得がいっていない様子を見せた。

 そして「暑い中で3回くらいチャンスあったので、それをやっぱり決めるっていうのが自分の最大の目標だった」と語り、結果に貪欲だったことを明かした。

 また、記者から「収める仕事を求められたが、どうだったか」という質問に関しては「収まる時もあったし、納められなかった時もあった。むしろそこで落とした後にどう裏を抜けるかとか、そういうことを考えていた」と冷静にコメントすると「一発ぬけれそうな場面や、パスが出ればチャンスになりそうな場面もあったので、勝てなかったというところでやっぱり悔しさはある。そして、(W杯本戦進出が)決まっててよかったなってホッとしてる部分もある」と続け、悔しさを露わにしつつもW杯出場が決定していることに安堵の胸をなでおろした。

 そして今後の課題について問われると「引いた相手に対しては、3次予選からずっと課題ではあった。ロシアではそういう引いて守ってくるチームもあると思うので、今後はそういう課題もあるだろうし、チームの課題を挙げればいっぱいあると思う。個人的にはチーム(レスター)に帰ってまた『点を取る』ってことだけにフォーカスして考えたい。3本くらいシュート打って、どれか1つ入れなきゃいけないと思う」と、チームと自身の課題を分析。引いた相手でも、自身が「得点を決め」て、チームが「勝つ」という徹底的な結果へのこだわりを見せた。