台湾の高校生15人が日本に長期留学  未来を担う知日派人材に

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(東京 29日 中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が立ち上げた「台湾高校生日本留学事業」で選抜された台湾の高校生15人が29日、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)を訪問した。謝代表は、日本の人々と多く交流してもらえればと高校生にエールを送った。

同事業は、日本と台湾の架け橋となる知日派人材の育成を目指し行われるもので、今回が初年度となる。高校生は来年7月まで約11カ月にわたり、日本各地の高校で留学生活を送る。留学中の入学金や授業料、宿泊費、食費、生活雑費などは同協会が支給する。

札幌の高校に留学する王恬芯さんは、緊張すると話しながらも、日本語を上達させ、日本の友人を作りたいと期待を寄せる。茨城県で留学生活を送ることになった蔡承恩さんは、アニメや日本文化が好きで日本に興味を持ったと語り、日本人の友人が多くできればと話した。

(黄名璽/編集:名切千絵)