難セッティングで好感触 順位以上にメジャーへの手ごたえは大きい(写真は2日目)(撮影:GettyImages)

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<アバディーン・アセット・マネジメント・スコットランド女子オープン 3日目◇29日◇ダンドナルド・リンクス(6,390ヤード・パー72)>
米国女子ツアーと欧州女子ツアーの共催大会「スコットランド女子オープン」は3日目の競技が行われ、宮里藍は1バーディ・3ボギーとスコアを2つ落としトータル4オーバーとしたものの、20位タイに浮上した。
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「空気に湿気があって、風自体もすごく重かったし、引き続きティショットからグリーンまでかなり、ボールが風の影響を受ける1日だった」と難しいコンディションで行われたムービングデー。「チャンスというチャンスは少なかった」中々バーディが来ないなかでも必死に耐えた。ようやくバーディが来たのは最終18番、「レイアップするか行くかすごく迷った」というなかでレイアップを選択。3打目を1.2mにつけて「すごく良いジャッジ。すごく良い終わり方だった」と納得のバーディフィニッシュを決めた。
スコアを落としたもののランクアップ。野村敏京を抜いて日本勢最上位に立った。「さすがに順位は下がるかと思ったら、(キャディの)ミックが終わってからそう言ってくれたので、やっぱり難しかったんだなと思った。自分がもうちょっと我慢すればまた上位に行けるなという気持ちで回っていた」。それでも中々バーディが来ない展開には辛さも。「どうしてもボギーは出るので、その辺はすごく気持ち的にも難しい1日だった」と簡単なラウンドではなかった。
宮里を含む多くの選手がスコアを落とした理由の1つがタフなセッティング。「メジャーの前の週にしてはきついな、というコンディション。思いの外タフなコンディションで、メジャーを2週やっている感じ(笑)」。そんなセッティングだからこそ手ごたえもある。「すごく良い状態でやれている。このコースに関しては今のところ、うまく攻略はできていると思う。あともう少しバーディが、パットが入ってくれればという感じ」。来週の「全英リコー女子オープン」と同じ英国で行われている前哨戦で、順位以上に好感触を得られているのは本番に向けても大きい。
「ショットの調子はすごく良いので、明日も天気などを深く考えずに今のリズムでやって行けたらいいなと思います。もうちょっと上が落ちて来てくれないかなぁ、他力本願です(笑)」と笑った宮里。メジャー制覇に向けた流れを作るためにも、良いかたちで大会を終えたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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