7月4日に行われたICBM「火星14」型の試射(朝鮮中央通信)

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北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は7日、同国が4日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)をめぐり、米国が「国際的な制裁圧迫の度合いを最大に高めようとしている」と非難する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、「われわれの大陸間弾道ロケット開発は年代と世紀を継いで持続してきた米国の対朝鮮敵視政策と核戦争脅威を根源的に終息させるための自衛的な選択である」と述べた。

また、「今や、われわれを見る米国の戦略的視覚が根本的に変わらなければならず、米国は直ちに対朝鮮敵視政策を放棄してわれわれに対する核威嚇・恐喝に終止符を打つべきであろう」と主張した。

さらに、「米国の対朝鮮敵視政策と核威嚇が根源的に一掃されない限り、われわれはいかなる場合にも核と弾道ロケットを協商のテーブルに置かないし、われわれが選択した核戦力強化の道からたった一寸も退かないであろう」と強調した。

そのうえで、「米国が、非常に高まったわが共和国の総合的国力と戦略的地位をいわゆる制裁圧迫で崩してみようとするほど、われわれは米国に大小の『贈物包み』を引き続き送ることになるであろう」と述べた。