7月に入り、いよいよ暑さが本格化してきた。夏は学校の長期休暇やお盆休みなどもあって、イベントが目白押しだ。まとわりつくような蒸し暑さは体にこたえるが、外国人観光客にとっては身近に日本らしさを感じられる、いい季節である。(イメージ写真提供:123RF)

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 7月に入り、いよいよ暑さが本格化してきた。夏は学校の長期休暇やお盆休みなどもあって、イベントが目白押しだ。まとわりつくような蒸し暑さは体にこたえるが、外国人観光客にとっては身近に日本らしさを感じられる、いい季節である。
 
 中国メディア・今日頭条は1日「この夏日本に行くなら、忘れずやりたいこと」と題した記事を掲載した。記事は「日本の夏は総じて熱く、湿度が高い。しかし、涼やかさを感じさせ、夏を愉快に過ごせるおもしろいイベントもある」としたうえで、夏の日本でやっておくべきことを16点紹介している。
 
 最初の5つは「夏祭りを楽しむこと」、「盆踊りに参加すること」、「七夕に願い事をする」、「各地で行われる花火大会に行く」、「浴衣を着る」というもの。このあたりは一連のイベントと言えそうだ。6つ目には「夏の音楽フェスに参加すること」を挙げている。屋外での音楽イベントで、質の高い音楽やパフォーマンスに酔いしれることができるとした。
 
 次の4つは食べ物に関するもの。「かき氷」、「スイカ割り」、「流しそうめん」、そして「ビアガーデンでさわやかなビールを飲む」となっている。スイカはともかく、いずれも冷たい食べ物であり、温かいものを好む中国人の中には好まない人もいるかもしれない。そんな人には土用の丑にウナギを食べる、というのが良さそうだ。
 
 残りの5つは、ロマンティックあるいは風流な過ごし方だ。続けて言えば「個性的な扇子を買い求め、飛び交う蛍に心奪われ、幻想的な星空を見上げ、限りなく広いひまわり畑に身を置き、のんびりと風鈴の音を聞く」となる。そして最後には「京都で涼やかな風の中、川床料理を味わう」ことを挙げた。
 
 日本の夏は蒸し暑い。何か動くきっかけがないと動く気力がなくなってしまう・・・。だからこそ、日本の夏には暑さを吹き飛ばすような各種イベントが行われると言えるかもしれない。1回の日本旅行でこれだけのことを全部やるのは難しそうだが、ぜひ何度も訪れてコンプリートして欲しいものだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)