松山英樹について語った丸山茂樹(撮影:佐々木啓)

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「グリーンジャケットなのか、全米オープンの優勝カップなのか、それともイギリスでラッパを吹かれるのか…。この何年かの間に、必ず何かが起こると思う」。今季の海外メジャー「全米オープン」で解説を務めた丸山茂樹は、2位タイに入る活躍を見せた松山英樹のメジャー優勝の可能性について語った。
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「全米オープン」の最終日、トータル6アンダーの14位タイから出た松山は、8バーディ・2ボギーの“66”と爆発。最終的には優勝したブルックス・ケプカ(米国)に4打差をつけられたが、ホールアウト時点では1打差まで迫る猛追を見せた。「ここ10試合ぐらい不安材料が残ると話していたけど、心配はしていませんでした。1年ゴルフをしていれば好不調は出るものだし、その中できちんと体勢を崩さずプレーしていれば必ず結果につながる。もちろん、全米オープンで出すのは難しいですが、それをエリンヒルズで出せるのは、やはりすごい星の下に生まれた選手なんだなと思いました」と解説時の心境を話した。
「最後はちょっと惜しかったですけどね。予選を通過した選手の中では世界ランキングで最上位でしたし、(優勝が)あるんじゃないかとは思っていました。実際、今日のようなメジャーの優勝争いの中でプレーしていてまったく不思議じゃなかったし、紙一重だったと思います」と結果を分析。「やはり2日目と最終日のようなゴルフを毎日できることだと思うんですよ。優勝している選手は4日間継続して、それができる力がある。2日できているからできないはずがないですし、必ずそのタイミングは来ると思う」。
では、優勝に必要なものを挙げるとしたら? 「あのレベルにいる人間は多少の勘違いが結果につながってくるもの。自分も現役のときは、優勝して“あっ優勝できるんだ!”って思ったら2度、3度と勝てたし、“トップ10簡単に入れるんだ”と思ったら連続で入れたりした。つまり、思い込みも大事ということ」。“メジャーに絶対勝てる”そう思えたとき、日本人初のメジャー覇者は生まれるのかもしれない
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