辛くも決勝に駒を進めた宮里藍、残り2日でどこまでスコアを伸ばせるか(撮影:村上航)

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<サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 2日目◇9日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,538ヤード・パー72)>
あと2日、勇姿を見られることになった。「サントリーレディス」の第2ラウンドが行われ、今季限りで引退を決めている宮里藍は、2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの“74”とスコアを落として、トータルイーブンパーの50位タイ。4番パー5でダブルボギー先行と苦しい展開だったが、粘りを見せて終盤の17番パー5でバーディを奪取、予選通過を決めた。日本では節目となる試合は、週末も大ギャラリーの前でプレーをする。
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「体力も気力も使いきりました。大変な1日でした」
予選カットラインがちらつく中、気力を振り絞って決勝ラウンドに進んだ。第1ラウンドでドライバーショットのタイミングが合わず、ラウンド後に修正を行ったが、「テンポが悪く、今日のラウンドでは修正できませんでした」とショットに苦しんだ。4番パー5ではティショットを左に曲げると2打目も左ラフ。3打目をガードバンカーに入れるなどダブルボギー。その後も苦しいホールが続き、9番パー4では5メートルのパーパットを残したが、これを沈めるなど再三のピンチをパットでしのいだ。
「テンポと力感をなくすことに注意した」後半は、徐々にショットのフィーリングがよくなり、17番パー5で「プレッシャーがかかる」3メートルのバーディパットを沈めて予選通過を決めた。「この2日間パットに救われました。明日以降、ショットは形を決めず自由にやりたい」と決勝ラウンドに備えた。
 
予選2日間は米女子ツアーでともに戦ってきた上田桃子とのラウンド。ホールアウト後はいつも以上に長いハグでお互いをたたえ合った。「すごくいい2日間でした。試合で桃子と回るのは最後かも知れないと思うと、グッとくるモノがありましたが、こらえました。お互いに週末頑張ろうと話しました」。大会前から「普段どおりに淡々とプレーしたい」と話していたが、感情のコントロールをしている。首位とは10打差と開いたが、「このままでは終われない」と力を込めてムービングサタデーを迎える。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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