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○一般ユーザー向けのイベントとしては13年ぶり

アイ・オー・データ機器は4月15日・16日の2日間、秋葉原のベルサール秋葉原で「I-O DATAフェア2017」を開催した。同社の一般ユーザー向け大規模イベントは、実に13年ぶり。既存の製品やサービス、ソリューションのほか、未発表の製品が参考展示されていたりと、かなり充実した内容だった。土日のアキバ、さらに好立地ということもあって、多くの来場者でにぎわっていた。

メインステージでは、アイ・オー・データ機器の特別任命大使・やまだひさしさんが総合MCを担当。製品として、CDレコ、Qwatch(ネットワークカメラ)、GV-HDREC(パソコン不要のHDMIキャプチャユニット)を中心にしつつ、開発社員が登壇してコダワリを直接聞けるコーナーが用意されていた。

会場では、100名を超えるアイ・オー・データ機器の社員が応対。各製品の展示では、開発に携わった社員が説明を行っていたため、いつもより濃い話を伺うことができる機会となっていた。また、普段は電話とメールでやり取りするサポートセンターも出張しており、直接相談できた。

事前申込のセミナーも用意。写真家の川北茂喜さんを講師とした「夜景撮影」や、親子のBASICプログラミング教室が行われた。後者は、教育向けのワンボードコンピュータ「IchigoJam」を、同じくワンボードコンピュータのRaspberry Piに移植した「IchigoJam RPi」を使用。IchigoJamで必要となるハンダ付けが不要なほか、最近では使われることが少なくなったコンポジットビデオ出力やPS/2キーボードではなく、HDMI出力とUSBキーボードが使える。動いているソフトウェアはIchigoJamなので、スイッチオンで即可動するフットワークの軽さが際立っていた。会場には、IchigoJamを手がけるPCN(プログラミング クラブ ネットワーク)の担当者も来ていて、話を伺ったところ、Raspberry Pi用のIchigoJam RPiは後日公開予定とのこと。こちらも楽しみだ。

以下、会場の様子を写真でお伝えしよう。

(小林哲雄)