放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。2月26日の放送では、音楽クリエイターのヒャダインさんをお迎えしました。現在の活躍からは想像できないような学生時代を過ごしていたというヒャダインさん。その経歴や、現在の活動に繋がるきっかけなどを聞きました。



高須:ヒャダインさんって関西の方ですよね?

ヒャダイン:そうです。大阪市住吉区です。

高須:前に「情熱大陸」を見た時に、“クリエイター然”とした感じが、同じ関西人なのにな……って思ったんです。ヒャダインさんはどんな学生生活を送ってたんですか?

ヒャダイン:“便所飯”ってわかりますか? トイレで1人でご飯を食べる系でしたね。

高須:マジですか!?

ヒャダイン:いじめられてたとかそういうのではないんですけどね。友達は2、3人しかいなかったですね。

高須:すごい人気者になりそうやのにね。

ヒャダイン:この人生、どこの集団にも相容れないというか。

高須:僕は男女ともに人気がある方だと思ってました。

ヒャダイン:まったく逆です。いじりにくいんです。特に学生の頃は変なプライドもあって、しかも男子校だったので女子との絡みもなく。その学生時代に満たされなかった感じが、今の曲作りに活かされていると思いますね。

高須:音楽に目覚めたきっかけは何だったんですか?

ヒャダイン:コンプレックスを力にした部分が大きくて……、運動神経がゼロなんですよ。努力すればできる以前の問題なんです。運動系の習い事は全部駄目で、姉がピアノを習っていたので真似したら姉より上手かったんです。それで習いに行ったら、そこで目覚めたんです。

高須:自分で“人よりも上手いな”とかわかったんですか?

ヒャダイン:それはわからなかったですけど、姉よりは上手いと思いました。結局、姉はピアノをやめてしまいました。

高須:だって、頭いいでしょ? 京大でしょ!?

ヒャダイン:嫌な感じですよね。

高須:いやいや羨ましいですよ。僕もそうなりたかったです。自分の中で“これは気持ち良かった”という100点に近い作品はあります?

ヒャダイン:キャリアの初めの頃なんですけど、アニメ「ONE PIECE」の主題歌で東方神起が歌った曲があるんです。(2009年発表「Share The World」)

高須:それは“バチー!”ってきた?

ヒャダイン:そうなんですよ。その時はコンペに応募したんです。曲が出来た時に「これで通らへんかったら誰が通んねん」って思ったんですよ。でも全然連絡が来なくて「センスあらへんな」って思ってたんですけど(笑)。結局連絡をもらいました。それは嬉しかったですね。

高須:すごいね。やっぱり“バチー!”っときたものは“くる”よね(笑)。

また、この日盛り上がった空想は「ダイエット曲」について。ダイエット番組は数あれどダイエットソングが無いため、バックで流す音楽がないと高須さん。「隙間ソングですね」と興味を持ったヒャダインさんは、「頑張っている時と達成した時の2曲あったほうがいい」と提案。さらに歌い手としては関ジャニ∞やaikoさんの名前が挙がり、空想は盛り上がりを見せていました。

【番組情報】

タイトル:空想メディア

放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29

MC:高須光聖、中村亜裕美

番組Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/ https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/