世界最優秀主審、中国からの関心報道も「プレミアリーグとUEFAのために」

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 マーク・クラッテンバーグ氏が中国スーパーリーグからの関心報道にコメントを残した。30日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。

 イギリス人のクラッテンバーグ氏は、プレミアリーグで主審を務めるほか、UEFA(欧州サッカー連盟)からの評価も高く、昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝やユーロ2016決勝でも笛を吹いた。その功績が評価され、今月27日には2016年の世界最優秀主審賞を受賞している。

 すると最近、同紙など複数紙が、中国スーパーリーグがクラッテンバーグ氏の招へいを目論んでいると報道。同リーグはすでに、ブラジル代表MFオスカルや元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスといったビッグネームを加えているが、レフェリー面の充実も図ると伝えられていた。

 それでも同紙によると、クラッテンバーグ氏は「議論しているオファーはない」と中国スーパーリーグと具体的な交渉を行っていないと明言。さらに、「もし彼らがオファーを出してきたら、検討はするだろう」としながらも、「私はプレミアリーグに12年間いる。素晴らしい12年だったよ。現時点では、私はプレミアリーグとUEFAのために働くのが好きだね」と現状に満足している様子を示した。

 また、クラッテンバーグ氏は、中国スーパーリーグに関して、「今後数年間で巨大になっていくだろう。でももし彼らがリーグのことを真剣に考えるのであれば、彼らは正しくリーグを組み立てていかなければならない。そして審判は、サッカーの重要な部分である」とコメント。有名選手を獲得することだけでなく、レフェリング面もリーグの繁栄に大きく影響するとの見解を示した。