2016年11月15日、赤城乳業がまたやってくれた! なんと「ガリガリ君」のメロンパン味なるものを発売したのだ。2012年「コーンポタージュ味」、2013年「シチュー味」、2014年「ナポリタン味」という衝撃のリッチシリーズ三部作を経て、約2年半ぶりの新シリーズとして、満を持してメロンパン味を発売。PR担当者が「ナポリタン味が、味を忠実に再現しすぎたことで不評だったこともあり、今回はもう一度食べたいと思えるような美味しさにこだわっている」と話す話題の新作を食べてみた!

コンビニでパッケージ違いの3種を大人買い!


発売日の朝9時、売ってるかなと半信半疑で近所のコンビニへ。おっ、ありました! おなじみのソーダ味とレモンスカッシュ味の間に2列陣取っております。値段はちょっぴりリッチな税別130円。



パッケージは3種あるという前情報から、下のほうからもう1種類を探し出し、めでたく3種類のパッケージをすべてゲット。せっかくなので、食べ比べ用に本物のメロンパンも購入してみる。



100mlあたりのカロリーは146kcal。ソーダ味は69kcalなのでカロリーは倍以上だが、同時購入したメロンパンのカロリーは342kcalなので、まだまだ低カロリーの部類に入りそうだ。



いざ実食!その再現度はいかに!?




いよいよオープン! 色は、黄が強めのクリーム色。メロンパンの色より若干濃いかと思ったが、並べてみたら意外と近い色合い。香りはそれほど強くなく、ほんのりメロンの匂いがするかな〜程度だ。



一口かじると、ガリガリ君特有のシャリシャリとしたカキ氷の中に、メロンパンの皮味のクッキーのようなものが入っている。カキ氷部分はメロンカスタードといった味わいで、始めにこのカキ氷部分が溶け、口にはクッキー部分が残る。



口に入れた瞬間は「メロンパン味」というより「メロン味」という感じだが、噛めば噛むほど"パン"の部分が主張してくる。むむ、これはおいしいかもしれない……。

バターをたっぷり塗ったトーストを食べているような風味と、クッキーのような食感が合わさって、食べ進めるにつれて、いつしか口の中は完全に「メロンパン味」である。



クッキーの混入数は、想像よりかなり多め。大きなものから小さなものまで、びっしりと入っている。よく見るとクッキーはどうやら2種類あるようで、茶色っぽいものと白っぽいものがある。メロンパンの皮の、クリーム色の部分と焼き目部分を表現しているのかもしれない。



クッキーだけを取り出して食べてみると、これはもう「メロンパン味」ではなく「メロンパン」そのもの。試しに本物のメロンパンの皮の部分だけも食べてみたが、なんだか本物より「ガリガリ君」のほうが"メロンパンっぽい"という結果に。ガリガリ君のクッキーは、メロンパンの皮だけを再現しているというより、メロンパンの味をまるごと再現しているのだと分析する。

メロンパンを横目で見ながらガリガリ君を食べると、もはや自分が何を食べているのかよくわからないという再現度をたたき出した「ガリガリ君 リッチメロンパン味」。食べた後に温かいコーヒーを飲みたくなる不思議なアイスキャンディーを、物は試しに一度は食べてみてほしい。
(カツウラアヅキ)