最近、記者は急激に体重が激増しました。さて、どうしたものか……とネット検索してみると、ダイエット法や対処法が続々ヒットします。信憑性のあるものないものと様々ですが、何にせよ“痩せたい人”への情報が数多く発信されている状況を察することができるでしょう。

体型の悩みと言えば「痩せたい」ばかりだと思いがちですが、反対に痩せている側にも体のコンプレックスはあるらしい。
そんな“痩せてる女の子”に向けて情報を発信するメディア、その名も「LAVISH GIRL♡(ラビッシュガール)」が10月27日よりスタートしています。



コンプレックス市場は“クソプロダクト”と“クソアフィリエイト”だらけだった


編集長は、“現役女子大生デザイナー”として名を馳せるハヤカワ五味さん。


以前、コネタでも紹介したA〜AAAの女子がターゲットのランジェリーブランド「feast」をプロデュースしている彼女ですが、今回は新機軸。


なぜ新メディア設立へと至ったのか、その思いは「LAVISH GIRL♡」がいちばん最初にリリースした記事「ラビッシュを立ち上げた理由」に記されていました。

その詳細はページに立ち寄って直接ご覧いただきたいのですが、中でも記者の印象に残ったのは以下の箇所です。
「コンプレックス市場というものはとにかくクソプロダクトとクソアフィリエイトのオンパレードで、なんの効果もないであろうサプリが堂々と5000円とかで売っているわけですよ。しかもそれを使ってみた的なレポートとともにアップしてたりするけど、ガンガン薬機法に触れてるわ、そもそも書き手の顔も出てなくて中の人は男なんじゃないかとか…。とにかく、コンプレックスを食い物にして乙女心を食い荒らすような心ない人たちがいっぱいいるわけです。(中略)痩せてる子向けのメディアが無いということに目をつけて、もっとファッショナブルな“痩せてる子向け=マイナー情報”を発信し、クソコンプレックス商材を寄せ付け無い牙城にしたいと思ったのです」

ハヤカワ五味さん自身も“痩せてる子”の枠に入り、だからこそ実体験として「クソプロダクト」や「クソアフィリエイト」に憤った経験が多いよう。
「太る方法やバストアップサプリについて調べようとしても、結局は商品の購入へ導こうとするパターンが多いのが現状です。しかも、そこで紹介されているサプリやバストアップクリームを使っても効果が無かったり……」(ハヤカワ五味さん)

「LAVISH GIRL♡」では、ハヤカワ五味さん本人が実践する“使ってみた”系のリポート記事がすでにリリースされています。


「高価じゃなくても効果の望める商品というのがあるんですね。あと、筋トレ法や食べものなどサプリ以外の情報も発信していきたいです。『人工的なサプリは体に入れない方がいい』というポリシーが自分の中にはあるので、内服のものを扱う場合は慎重に内容を吟味したうえで自然なもの、例えば食材をちょっと変えてみるとかその程度におさめようと考えています」(ハヤカワ五味さん)

元ブラジャー販売員や看護師など女性のみのライター陣


記事「ラビッシュを立ち上げた理由」には、既存メディアに対する疑念も記されています。それは、「書き手の顔も出てなくて中の人は男なんじゃないか」という不信感。その辺りを反面教師にし、「LAVISH GIRL♡」では書き手のラインナップにも留意しているようです。
「私自身、どこから情報を得たのか記事のソースが気になるタイプです。『LAVISH GIRL♡』ではfeastを運営する中で知り合った専門知識を持つ方などにお声がけし、ライターとして活動していただいています」(ハヤカワ五味さん)

このメディアのライターとして名を連ねているのは、ブラジャーの元販売員、心理学を専攻している女性、看護師などです。
「基本、女性のみに執筆していただきたいと考えています。男性だと女性に抱く妙な固定観念や偏見によって誤った情報を発信してしまうケースが考えられます。ただ、姿は男性だけど心は女性のトランスジェンダーに書いていただくことはあると思います」(ハヤカワ五味さん)

“痩せてる女の子”が持つ悩みとは?


ところで、そもそも“痩せてる女の子”はどのような悩みを持つことが多いのでしょう?
「いちばん多いのは、精神的な悩みでしょうか。太っていることを悩む人が多いなか、痩せてる悩みを口にすると『なに自慢してるの?』と言われてしまいます」(ハヤカワ五味さん)

あと、やはりファッション面に関する悩みも多いそうです。
「合う服が、どうしても少なくなってしまうんですね。足が小さい人が靴に悩むのと同じことだと思います。特注したり、下着やワンピースの場合は自分で詰めたりしています。普通の洋服のウエストを締めたり詰めたりすると、胴長に見えることもあるんです」(ハヤカワ五味さん)

そして、健康面に関する悩みも多いとのこと。
「痩せている人には、2つのタイプがあります。一つ目は“食べれなくて太れない人”。何かの病気で太れない人や食べたくても食べられない人などです。もう一つは“食べても太れない人”。その例として、代謝のいい人や吸収の悪い人等が挙げられます。痩せてるタイプには、トイレの頻度が多い子が実は多いんです」(ハヤカワ五味さん)
ちなみに、ハヤカワ五味さんはどのタイプなのでしょう?
「私は、“吸収率”が悪いんですね。汗をかきやすくてすぐ服に染みたり、お酒を飲んでもサワー1〜2杯ですぐトイレに行きたくなったり。ただ、周りに聞くと同じ悩みを抱えている子は少なくありませんでした。痩せてる子共通の悩みの一つかもしれません」(ハヤカワ五味さん)

痩せた体型へネガティブな感情を持つ男は多い


体重増加が悩みの記者にとっては知らないことばかりで、驚きです。なので、この辺をもうちょっと探りたい。痩せてる人が抱えがちな悩み、いわゆる“あるある”を教えていただけませんでしょうか?
「先ほどお伝えしたように、やはり『痩せてる悩みを口にしても周りに通じない・共感してもらえない』というのがあります。また物理的な悩みもあり、例えば痩せてる人がずっと椅子に座っているとお尻が痛くなってきたりとか。あと、痩せ体型を見た異性から『気持ち悪い』『不健康的だ』と思われがちでもあります」(ハヤカワ五味さん)
えーっ! 痩せ体型へネガティブな感情を持つ男って、そんなにいますか?
「モデルさんたちは、筋トレやエステを活用して綺麗な痩せ方をしていると思います。一方、貧相でガリガリに見える痩せ方もあるんですね。そういう女の子たちがどうしたらいいか教えてくれる情報がほとんど無いのが現状なんです」(ハヤカワ五味さん)

痩せてる女の子に向けたメイクアップ法や筋トレ法を発信


現在、「LAVISH GIRL♡」では既に以下のような記事がリリースされています。
・太りやすい食べ方知ってる? 無理なくたくさん食べるために知っておきたいこと
・顔をボリューミィに 脱貧相顏 色別チークの入れ方
・細さを強みに! ホントに指が長く見えるシンプルネイル特集
・エステ社長に聞く! 小胸女子がセクシーを演出するためのケアとは……?
「特に、メイクアップはすぐに結果が出ますし、筋トレは半月くらいで効果が出ます。これらの情報は、力を入れて発信していきたいと考えています」(ハヤカワ五味さん)

筋トレに関する記事は、時には動画もアップしていくとのこと。


「筋トレというとカチカチのボディビルダーを目指すような情報が多いですが、そうではない筋トレ法をご紹介していきます。ヒップアブダクションのやり方を紹介する記事では、わかりやすくするために動画も上げています。私が出演しているんですが(笑)」(ハヤカワ五味さん)

信用できない宣伝やアフィリエイトの記事にモヤモヤしてきたハヤカワ五味さんだけに、当面は採算を重視せず「LAVISH GIRL♡」を運営していくとのこと。同じ悩みを抱える女性が編集長として指揮しているので、“痩せてる女の子”にとって信用できるメディアになりそうです。
(寺西ジャジューカ)