毎日食事を控えめにしているのに、なかなか痩せないのはなぜ?体質なのかしら……と諦めるのは早いかもしれません。ひょっとしたらあなたの体温、低めではありませんか。低体温になると代謝量が落ちて、脂肪が燃焼されにくくなってしまいます。驚くことに、毎日の食事の量が足りていないと、身体の熱量が不足し低体温を引き起こすこともあります。これではダイエットで身体が太っていってしまう……結果が逆になってしまいますね。

体温が下がってしまうのはなぜ??

低体温とは平均体温が36度以下のことをいいます。50年前の日本人の平均体温は36,89度であったのに対し、現在は36,20度。0,7度も下がっています。この0,7度という体温差、軽くみてはいけません。なぜなら体温が1度下がると免疫力が30%下がってしまうからです。さらに最近では。生活環境の変化から低体温の方が増えています。低体温になる原因は主に次の3つが挙げられます。

○カロリー不足

極端なダイエットをして十分な栄養が摂れていないと、身体の熱量が不足し体温が低くなります。

○筋肉量の不足

筋肉によって熱エネルギーが生産されていくので、運動不足になると熱量が減り、体温が低くなっていきます。

○甲状腺ホルモンの減少

甲状腺ホルモンは代謝を促すホルモンであり、不足すると低体温になることがあります。冷えや疲労感、血圧の低下が認められる場合は、医師に相談してみることをおすすめします。

体温を上げるには

低くなってしまった体温は、努力次第で体温を上げて戻すことができます。基本は毎日必要なカロリーを摂取する、定期的な運動(毎日30分以上歩くなど)を行うことです。さらに身体の機能を正常化するために、冷房のかかっている部屋にいすぎない、入浴する、身体を冷やす食べ物や飲み物を控え、白湯を飲んで体温を上げるのも効果的です。
毎日の食事を見直すことも大切です。身体を温める食品として挙げられるのは、米や魚介類、肉、卵、チーズなど、さらに根菜類や生姜、にんにくなどがあります。生姜はすりおろして紅茶や味噌汁に入れたり、料理のトッピングに利用すると良いでしょう。

体温を上げて健康に!

冷えなどの症状がなく、低体温を自覚していない方も多くいるそうです。自分の平熱を正確に知るためには、体調の良い時に朝・昼・夜と1日3回、3〜4日間の体温を測り、その平均を出します。体温を上げると良い理由はたくさんあります。新陳代謝が上がるので痩せやすくなり、肌などもきれいになり若々しくなります。また血行が良くなり病気にかかりにくくなります。体温を上げて健康な身体をめざしましょう。


writer:Akina