ハナエモリ マニュスクリ、海外展開を視野にショーの時期を前倒し<17年春夏>

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 「ハナエモリ マニュスクリ(HANAE MORI manuscrit)」が、新作の発表時期を約1.5ヶ月早め、9月1日に2017年春夏コレクションを発表した。「東京ガーデンテラス紀尾井町」内の「赤坂プリンス クラシックハウス」を会場に、ショーとインスタレーションを開催。デザイナーに就任して5シーズン目の天津憂は、次シーズンからディレクターとしてブランドのビジネス面も指揮していく予定で、海外展開も視野に入れているという。 ハナエモリ マニュスクリ、海外展開を視野にの画像を拡大

 2017年春夏コレクションは、東京都有形文化財の赤坂プリンス旧館をリノベーションした「赤坂プリンス クラシックハウス」の中庭をランウェイに発表され、安倍昭恵首相夫人も来場。新作は伝統工芸の江戸切子から着想し、トランスペアレントをキーワードに透ける仕様や内面を外面に出すような手法を取り入れた。ショーの後はマネキンとモデルを並べたインスタレーションを公開するなど、新しい形式を導入した。 天津憂は、ビジネスの拡大を視野に入れると従来のスケジュールより発表と受注の時期を早める必要があるという考えで、「ハナエモリ マニュスクリ」の海外展開の準備も進めていることから、ショーの時期をNYコレクションの前の時期となる9月頭に前倒した。10月の東京のファッションウィークにも公式参加することが決まっているが、今回とは異なるコレクションを発表する予定だという。■新作コレクション全ルック Hanae Mori manuscrit 2017年春夏コレクション