本田望結がディズニー映画で声優初挑戦

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女優の本田望結(12歳)が、スティーブン・スピルバーグとディズニーのコラボによって生まれたファンタジー・アドベンチャー作品「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」で、声優に初挑戦することがわかった。

スピルバーグ監督が「若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになったね」と、34年前の映画「E.T.」を思い起こすフレッシュな気持ちで挑んだという本作。そんな巨匠のもとには数々のオスカー受賞歴を誇る“ドリーム・チーム”が再集結した。

本田が日本語吹替の声優に起用されたのは、ヒロインで好奇心旺盛な10歳の少女ソフィー役。両親を亡くし、ロンドンの児童養護施設で暮らしているが、友だちも出来ずひとりぼっち、でも好奇心に旺盛で、気が強く活発な少女という役どころだ。

今回の声優について、本田の一問一答は次の通り。

Q:本作は、数々の名作を生んでいるスピルバーグ監督とディズニーがタッグを組んだ特別な作品ですが、このお話が決まった時の率直なご感想をお聞かせ下さい。
A:私はディズニーがとても大好きで、たくさんの作品を観ています。声の出演が決まった時は、大好きなディズニーと世界中の皆さんが知っている有名なスピルバーグ監督の素晴らしいタッグの作品に参加できる、ということで「まさか!」と思いました。

Q:劇場映画のアフレコは初めての挑戦かと思いますが、声優を挑戦することへの想いを教えてください。
A:まず一番に、うれしかったです。台本をもらった時に、一番目に名前が載っていたことにびっくりしました。ソフィーとBFG、2人の思いで世界が変わっていくので、奇跡を与える物語になっていると思います。声優さんは、声だけを皆さんに聞いていただくというお仕事なので、嬉しさやドキドキもありましたが、3歳から芝居の勉強をしてきた中で、今回は声だけにすべてを込めて、監督さんたちと一緒に作れたかなと思います。

Q:声だけの演技は難しかったですか?
A:今回のアフレコのためにディズニー・アニメーションをみさせていただきました。今回は“本田望結を全部捨ててソフィーを演じる”ということを一番に考えました。「この声、本田望結ちゃんがやってたんだ!」と気付かれずに言われたらと思います。

Q:何か特別な練習をしたり、参考にした事はありましたか?
A:たくさん練習しました。声優さんのお仕事はすごくやってみたくて、オーディションの時はドキドキし過ぎて、手と足が同時に動く感じで会場へ行ったのを覚えています。すごく緊張しましたが、ソフィーになれたことは一生の宝物ですし、私の夢が叶いました。

Q:好奇心旺盛でしっかり者のソフィーと本田さんには、共通点はありますか?
A:私は小さい時からすごく人見知りなんですが、ソフィーはとても好奇心が旺盛で強い気持ちや勇気をたくさん持ってる子だと思いました。私もフィギュアスケートをやっていて、皆さんの前で演技をするということは、きっと強い気持ちがないと出来ないスポーツだと思うので、そういう面では少し似ていると思いました。ソフィーはずっと一人ぼっちだったので、BFGは大好きな友達だと思います。

Q:ソフィーはBFGとともに、大きな勇気を持って、世界変えようと奮闘しますが、本田さんご自身で、勇気を持ってチャレンジしたことで、大きな成功を成し遂げたなどはありますか?
A:(フィギュアスケートのことにはなりますが)大会だと緊張もたくさんありますし、その中で出来た時は凄く嬉しいです。
以前、アイスショーに参加した時ですが、私が失敗してしまうとアイスショーすべてが残念になってしまうのでは?という気持ちになったことがあります。ロシアでプルシェンコさんのアイスショーに妹と参加させてもらった時、ショーの全部が物語になっていて、そこで私と妹が失敗してしまうと物語全部が違うようになってしまう、という緊張感がありました。ただ、そこで成功した時は、これから何をする時も強い気持ちでいられるのかなと思いました。今回(アフレコ)も本当にドキドキしたのですが、本田望結ではなくソフィーとして出来たと思います。