電波!? 男が理想とする妄想全開の出会いのシチュエーション

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本格的に春が到来し暫くたちましたが、僕が通う酒場では歓迎会や新歓コンパなどが盛んに催されています。

そう、世間様はまだまだ出会いのシーズンなのです。

そこで今回は、いつもの飲み屋に居た代り映えしない男4人が「こんな風に女性と出会いたい!! 」と妄想した理想のシチュエーションについて男性特有の目線と独断と偏見で話し合った結果をお伝えします。

道でドンッ! からの一目惚れ

「やっぱり鉄板の出会いは外せない」ということで早々にコレです。

そうです男どもは、道でドンッ! と女性とぶつかって、その拍子に彼女が持っている紙袋からレモンが転がり、拾ってあげたら指先が触れて、目が離せなくなる……といった超絶ベタなシチュエーションで女性と出会いたいんだそうです。

こうなると頭のなかではドリカムのあの名曲がリフレインし「絶対に運命の人だ! 」と認識するようなのです。

あと、少々息苦しいですが満員電車の中でのドンッ! もアリということでした。

本を取る手が重なる

男ってものは不意を突かれる出会いが好きなんでしょうか。

これまた王道ですが、本屋や図書館で同じ本を取るっていうシチュエーションには「趣味が合う気がする」「知的な女性が好き」ということで運命を感じる(感じたい)そうです。

なかには「洋書だと運命のレベルが跳ね上がる」と意味不明なことを口走っていた男もいましたが、総じてこうしたシチュエーションで、運命の人とシンクロニシティを感じたいようです。

そして出会う女性が「ドジでメガネっ子なら完璧だ」ということでした。

お洒落なカフェで忘れ物

「普段、行かないくせに」と思ったのは僕だけではないでしょう。

そんな敷居の高いお洒落なカフェの窓際で、午後のひと時を慈しんでいた女性が、ハンカチや何か忘れたのを届けてあげたいんだそうです。

本来であれば、忘れ物はお店の人に渡してあげた方が落とし物をした女性のためです。

しかし今回のコラムは男どもの理想の出会い、所詮は儚い妄想を語る場なので、お許し頂きたい。

ですが、その理性を捨て、慌てて追いかけていくお節介パターンか、再度、訪れた際にさりげなく渡すエセ紳士パターンに分かれました。

なかには「オレのためにあえて忘れたんじゃないか」と激しめの妄想を抱く者もおりました。

困っているところを助けたい

妄想もここまでくると恐ろしささえ感じますが、男どもは困っている女性を助けるシチュエーションに「助けたら株があがる」「助けられて嫌な気持ちになる女性はいない」と、下心満載で悶絶しておりました。

じゃ「なにを助けてあげるのか? 」と聞けば「道を教えてあげたらオレの会社で、担当がオレだった」とか「チンピラに絡まれているのオレが助ける」といった、聞いているこちらがドン引きするほど妄想炸裂だったのです……。

 

とある本によると、男というのは年齢を重ねるほど理想が高くなり、女性に対して過度な要求をし、都合のよい恋愛観を押し付けてしまう傾向が強くなることがあるそうです……。

もし神様がいるとするなら、男どもが一方的にこじらす前に素敵な出会いをお与えください。

そして世の女性の方々にお慈悲があるのならば、こうしたシチュエーションを演出してやってはくれないでしょうか、と切に願うのです。