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本田技研工業(ホンダ)の米国現地法人、アメリカン・ホンダモーターは現地時間23日、米国で開催中の2016年ニューヨークオートショー(一般公開は3月25日から4月3日まで)に、マイナーモデルチェンジしたアキュラブランドのラグジュアリーSUV「MDX」や、新型「シビック ハッチバック」プロトタイプモデルなどを出展したと発表した。

アキュラブースでは、新型「シビック ハッチバック」プロトタイプモデルが出展されたほか、北米レース用に開発した新世代スーパースポーツモデル「NSX GT3レースカー」も世界初出展。ラグジュアリーSUV「MDX」のエクステリアは、1月の北米国際自動車ショーで初披露されたコンセプトモデル「Acura Precision Concept」で示されたデザインを採用しており、特徴的な「ダイアモンド ペンタゴン グリル」やスポーティーさを強調するシャープなフロントフェイスなど、より一層洗練されたデザインとしている。

「MDX」はアキュラ車として初めて、全グレードに先進の安全運転支援システム「アキュラ ウォッチ」を標準装備。3.5リットル直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンと9速オートマチックトランスミッションを採用する現行モデルに加え、2017年モデルから3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」も選択可能とする。「SPORT HYBRID SH-AWD」搭載モデルは3.0リットルSOHC V型6気筒エンジンと7速DCTの組み合わせにより、ガソリンモデルを35馬力上回る325馬力の最大出力を実現している。

「MDX」のガソリンモデルは2016年夏、「SPORT HYBRID SH-AWD」搭載モデルは2016年後半から北米で販売開始予定。生産は現行モデルと同様、米国アラバマ工場で行われ、加えて2017年初頭からオハイオ州イーストリバティ工場での生産も開始する。

(木下健児)