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コナミデジタルエンタテインメントは2月19日、セガ・インタラクティブと、アミューズメント機器における電子マネーインフラの整備について、共同で検討を進めることに合意した。

○2016年夏、共同インフラ提供を目指す

同社によると、アミューズメント施設では、施設利用者や店舗運営者から複数の電子マネーブランドが相互利用できるインフラ環境のニーズがあるという。

コナミデジタルエンタテインメントでは、2010年よりアミューズメント施設で使用できる電子マネー「PASELI(パセリ)」を展開。一方、セガ・インタラクティブは2015年より電子マネーインフラの開発・構築を進めていた。

今回の2社の協業で、アミューズメント施設利用者は、現金、交通系や流通系の電子マネー、「PASELI」と決済手段を複数から選択できるようになる。店舗運営者にとっては、複数のインフラを導入することなく、幅広い電子マネーの利用、アミューズメント機器メーカー特有のサービス提供が可能となる。

両社は決済システムに「シンクライアント型」の採用し、低コストで高セキュリティな電子マネーインフラの提供を検討している。同システムでは、決済端末上での処理を必要最小限にとどめ、電子マネー認証をサーバー上で行うことができるという。

共同インフラの提供時期は、2016年夏を目指すとしている。両社はアミューズメント業界の発展を共通目的とし、アミューズメント機器における電子マネー対応への取り組みを進めていくとのことだ。