『ハンニバル』

写真拡大

1966年に放送がスタートして以来、不朽の名作として愛されてきたSFドラマ『スタートレック』が新たなシリーズとして帰ってくることは、以前お伝えした通り。このほど、その新シリーズのショーランナーに、サスペンスドラマ『ハンニバル』のクリエイターとして知られるブライアン・フラーが決定した。

【関連コラム】『スタートレック』の逆襲!?

米Varietyによると、ブライアンは2009年からの映画版シリーズを手掛けたアレックス・カーツマンとともに製作総指揮も担当する。長年、同シリーズのファンだったブライアンは、『スタートレック/ディープ・スペース・ナイン』や『スタートレック/ヴォイジャー』の脚本家としてキャリアをスタートさせている。

「僕の初めての『スタートレック』体験は、一番上の兄が部屋の明かりをすべて消した暗い空間で戦闘艦D7型クリンゴンのモデルを飛ばしたことだよ。TVシリーズを見る前から、あの世界に魅せられていたんだ」とブライアン。一方、カーツマンは「『スタートレック』のシリーズ復活は作品のルーツに戻るということで、何年もの間そのルーツはブライアンの熱心な想いに支えられていたんだ。彼の同シリーズに関する百科事典のように豊富な知識は、原作者であるジーン・ロッデンベリーが描いたビジョン、つまり見知らぬ惑星を探求し続けるという展望への愛情によって育まれたんだよ」と、ブライアンの同作への並々ならぬ想いを説明した。

「番組開始から50年が経つ『スタートレック』は、テレビの歴史を変えただけでなくポップ・カルチャーへも大きな影響を与えた草分け的なシリーズだ」と、CBSテレビジョンスタジオのデイヴィッド・シュタッフ社長は同シリーズの存在の大きさを語った上で、「我々がシリーズを復活させることを話し始めた時、アレックス・カーツマンとともにこの古典的で時代を選ばないシリーズを新しく、しかし本物の作品にしてくれる理想的な人物になるであろうブライアン・フラーという存在をすぐに知ったんだ」と、ブライアンがその大役に適任であると述べている。

今回の新シリーズでは、前シリーズや近年の映画版で描かれてきた世界とは別の新しいキャラクターや文明が登場する。また、その初回は2017年1月に米CBSで放送されるが、第2話以降はライブストリーミング配信で動画サービスを提供するCBS All Accessで配信される。新シリーズ『スタートレック』は、CBSの同サービスで初のオリジナルドラマとなる。(海外ドラマNAVI)

■関連記事・不朽のSF『スター・トレック』、CBSオンデマンドでのシリーズ復帰が決定!『世にも不思議なアメージング・ストーリー』を『ハンニバル』ブライアン・フラーがリバイバル!『ハンニバル』ショーランナー、クラリス役にエレン・ペイジ起用をほのめかす