やはり無理だった…ボカvsリーベルのフレンドリーマッチはまさかの退場者5名

写真拡大

▽やはり、フレンドリーに試合を行うことは不可能だったようだ。23日に行われたボカ・ジュニアーズvsリーベル・プレートの“フレンドリー”マッチは、まさかの退場者5名を出す結果に終わった。

▽アルゼンチンのブエノスアイレスに本拠地を置く、ボカ・ジュニアーズとリーベル・プレートの一戦は“スーペルクラシコ”と呼ばれるダービーマッチであり、世界中のダービーマッチの中でも最も激しいものとされている。

▽そんな両チームがオフシーズンを利用して開催したフレンドリーマッチ。しかし、そんな2チームがフレンドリーにプレーすることなどはなかった。両チーム合わせた退場者は5名。ボカが3名、リーベルが2名となっている。さらに、両チームのファウルはボカが26、リーベルが15と合計41。リーグ開幕前など関係なしに、まるで“戦争”のような試合となった。

▽最初に退場者を出したのはボカ。開始10分で、左サイドバックのDFジョナサン・シルバが相手右サイドバックのDFガブリエル・メルカドへのファウルで退場した。その後は、前半だけでイエローカードが5枚出される展開も、退場者は出ずに試合は進んだが、19分にボカがPKを献上。これをレオナルド・ピスクリチが決めて、リーベルが先制する。

▽後半に入っても激しい展開は続き、イエローカードが連発。しかし66分、ボカの右サイドバックを務めていたDFジノ・ペルッツィが退場してしまう。2人も少なくなったボカは79分、センターバックのダニエル・ディアスが主審を侮辱したとして一発退場。ボカは8人で戦うことに…。

▽試合成立ギリギリの8名となったボカは戦意喪失かと思われたが、ここでアルゼンチン代表FWカルロス・テベスが魅せる。81分、相手センターバックのジョナサン・マイダナとやりあうと、マイダナはテベスを頭突き。さらに、止めに入ったボカの選手を突き倒したことで、マイダナが退場となると乱闘に発展。その結果、PKを決めたピスクリチも退場となり、ピッチ上は8対9となってしまった。

▽なお、試合はこのまま終了し、リーベルが1-0で勝利。フレンドリーマッチと銘打ってはいるものの、この両チームの間に“友好的”という言葉は存在しなかったようだ。