AI(人口知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、本社:台湾)のCEO(最高経営責任者)兼共同創業者のチハン・ユー氏(写真)は2015年12月2日に東京・虎ノ門ヒルズで開催された国際会議「アジア・イノベーション・フォーラム」に登壇した。

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 AI(人口知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、本社:台湾)のCEO(最高経営責任者)兼共同創業者のチハン・ユー氏(写真)は、2015年12月2日に東京・虎ノ門ヒルズで開催された国際会議「アジア・イノベーション・フォーラム」に登壇した。「AIを使ったAppierのクロススクリーニング・テクノロジーは、ユーザーの各デバイス(スマホ、PC、タブレットなど)の利用パターンを確認することで、ユーザーの関心事をより明確にし、ユーザーのビヘイビアを分析することができる」と、実用化している同社のテクノロジーの優位性について語った。

 チハン・ユー氏は、人口知能研究の分野においてハーバード大学とスタンフォード大学の研究室に在籍した経歴を持ち、グーグルが進めるロボットカーの基となる自動運転車をスタンフォード大学の研究チームとともに開発したことで知られている。今回、チハン・ユー氏が登壇したパネルディスカッションは、アクセンチュアの加治慶光氏をモデレーターに、元ソニーグループCEOの出井伸之氏、メタップスCEOの佐藤航陽氏ら日本のAI技術のスペシャリストとともに、「テクノロジー最新トレンドから見る向こう10年」について語り合った。

 チハン・ユー氏は、Appierの強みを「デバイス・コネクティビティにある」と紹介し、具体的には「AppierのAIは、多様化するデバイスをつなげることで、たとえば、通勤時にはファストフードやカフェのディスカウントクーポン、旅行中には旅先で使えるクーポンなど、ユーザーにとってベストなタイミングで、欲しい情報を提供することができるのです。ユーザーが、いつ、どのデバイスで、どのような広告に接し、最終的にどのような行動をとったのかということを、クロスデバイス・ジャーニーと言いますが、クロスデバイスのユーザー動向を把握することでビヘイビアを分析できるのです」と語っている。

 そして、AppierのAIを活用することによって「マーケティングの未来を変える」と予測した。「今まではオーディエンスをおおまかに推測していましたが、AIが入ることによってオーディエンスを精密に予測することができます。そして予測した結果に対し的確な情報を、さりげなく提供できるのがAppierのAIの特徴です」と語った。

 また、今後のビジネス展開について「これまで、マーケティングで注目されてきましたが、核となる強みはやはりデバイス・コネクティブティです。この分野をさらに強化し、プラットフォームとして広げていきたいと考えています。日本ではディストリビューションや流通で展開していきたいと考えていますが、市場についてもっと勉強する必要がありますし、日本をはじめいろんな国の革新的な企業や大学、研究者たちと連携していきたいと思っています」とビジョンを語った。