多忙な学生に朗報! バイトと勉強でダイエットができるってほんと?
女子の会話で頻出する単語が「カロリー」。ランチでカロリー摂り過ぎちゃったから夜は控えめ!なんて話は日常茶飯事ですが、バイトと勉強で消費できるのはご存じでしょうか?
消費するカロリーは(運動の程度)×(時間)で決まるため、激しい運動でも「ときどき」では効果はイマイチ。中程度を長時間続けたほうがはるかに多くなるので、座っているだけに思える授業でもサボらず出席すればダイエットに効果的。アルバイトも1日4〜5時間が一般的なので、どちらも頑張ればムリなくカロリーを消費できるのです。
■日常生活は意外に重労働
厚生労働省の資料「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、18〜29歳の標準的な体型は、
・男性 … (身長)170.3cm : (体重)63.2kg
・女性 … (身長)158.0cm : (体重)50.0kg
とされ、通勤や通学など日常的な生活を送る「身体活動レベル2」では、1日に必要なカロリーは、男性が2,650kcal、女性は1,950kcalが必要、と推定されています。計算しやすいように、女性は1日2,000kcalを摂取する、として話を進めましょう。
摂取したカロリーは、どのように使われているのでしょうか? 意外なことに大半を占めるのが「基礎代謝」で、体温を維持し心臓を動かすなどに女性は1,100kcalほど消費しています。運動して筋肉を鍛えるのは良いことですが、消費カロリーだけを論じるなら短時間ではほぼ無意味。基礎代謝のように、消費率が小さいものでも長時間続けたほうが、「ときどきジョギング」よりもはるかにダイエットに貢献できるのです。
日常生活でどれくらいのカロリーを消費しているのでしょうか? エネルギー代謝率(RMR)を比較すると、
・電車やバスで座る vs 立っている … 0.2 vs 1.0
・ゆっくり歩く vs はや足 … 1.5 vs 3.5
・ラジオ体操 … 3.5
・毎分120mの速さでジョギング … 6.0
と、キツい運動ほど代謝率があがるのは当然ですが、
・10分間のジョギング = 1時間の通学中「座らない」
は単純計算で同じカロリーを消費することになりますので、ときどきキツい運動よりも、毎日起きるイベントをうまく利用するほうが得策だとわかります。
■じつは「赤字」なカロリー収支
学生生活で、カロリー消費量の多いイベントは何でしょうか? 女子大生およそ100人におこなった調査では、アルバイトがダントツの1位、2位はなんと「勉強」だったのです。
アルバイトをしていると答えたひとは約30%、1日平均は4〜5時間で、これをカロリーに換算すると720〜840kcalに相当、行き帰りのエネルギーも加味すると1,000kcal近くも消費していることがわかりました。スポーツは平均1.5時間程度で350kcalと高密度なものの、トータルではバイトを下回る結果となりました。
2位の「勉強」も同じ原理で、代謝率はそこそこですが平均4時間と長いため講義を受けるだけでも350kcal弱、予習・復習や通学のエネルギーも加算すると800kcal弱と、バイトにひけを取らない消費量になることがわかりました。つまりは勉強とバイトをガンバり、学生らしい生活を送っていれば、カロリーの過剰摂取は気にする必要はない、と結論づけられるのです。
摂取量2,000kcalのうち1,100kcalは基礎代謝なので、なにもしなくても残りは900kcal。ここからバイトと勉強で1,700kcalも使うと「赤字状態」になるので、食事制限は不要どころかかなり危険ですね。おなかがすいたら食べ、食べ過ぎちゃったと思ったらバイトに勉学にいそしんで健康的に「消費」してください。
■まとめ
・女性の摂取カロリーの目安は2,000kcal、このうち1,100kcalは基礎代謝で消費される
・弱めの運動を長時間続けると、短時間のスポーツよりも多くのカロリーを消費する
・女性大生の場合、勉強とバイトで1,700kcalも消費するデータあり
・ややもするとカロリー不足になるので、おなかがすいたらガマンせず食べよう!
(関口 寿/ガリレオワークス)
