写真はオフィシャルサイトより

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 赤西仁(31)のライブが、今物議をかもしている。その理由は“男性同伴”限定ライブだったからだ。限定ライブといえば、これまでも福山雅治(46)、UVERworld、嵐など数々のアーティストが“男性”限定ライブを行っており、人気を博してきた。だが赤西仁のライブの限定は、どういうわけか“男性同伴”という奇妙な条件だった。

質問コーナーでは下ネタ連発

 9月29日発売の「女性自身」(光文社)は、9月24日に行われた東京・渋谷公会堂での“男性同伴”限定ライブの様子をリポートしている。普段は女性ばかりの赤西のライブが、この日は会場の45%が男性だった。ライブでの恒例の質問コーナーでは、いつもと違って下ネタを連発。10歳くらいの小学生に「どうして、ちん○んとばかり言うんですか?」と突っ込まれると、赤西は「精神年齢が低いからだよ」と切り返して、会場を盛り上げていた。

 ライブ全体の総括としてはおおむね好評だったようで、公式Tシャツを着て会場をあとにする男性もいたようだ。だがやはり“男性限定”ではなく、“男性同伴”という点は疑問が残る。なぜなら、この条件は彼自身のファンを危険にさらすことになるからだ。

 事実、今回のスペシャル公演が発表されて、ファンの間では困惑の声があがり、オークションやチケット取引サイトで同伴者を必死で探す女性も多かった。

 コンサートに詳しい関係者によれば、

「ツアーの中の特別公演ということで、女性ファンにとっては見逃せないものがあった。ですが、この条件です。ネットでは『一緒に行ってくれる男性募集』の言葉が溢れ、まるで出会い系サイトのようになっていました」

 ライブに行きたい叙せファンが、誰でもいいから一緒に行ってくれる男性を探すという現象が起きていた。実際にネットで同伴者を見つけたケースもあったようで、「女性自身」のレポートでは、会場前で「はじめまして」と挨拶をする男女の姿が見かけられたそうだ。男性も赤西のライブ目当てならいいのだが、よからぬことを企む輩が出てこないとも限らない。

 今回のライブの制限方法はあまりにも危険きわまりないものなのだが、「今の赤西にはこの手しか残されていなかった」と、前述の関係者は語る。

「赤西も、いつまでもジャニーズ時代の女性ファンには頼っていられません。今後もアーティストとして活動していくためにも、男性ファンを増やしたい。でも、男性限定ライブであれば、間違いなくチケットが売れ残ってしまう。そこで考えたのが男性同伴なのでしょうが、事件が起きかねない入場制限には疑問が残りますね」(同関係者談)

 事務所の庇護を離れ、自分自身で活動をはじめた赤西。だが、自分のアーティスト活動を成功させるために、自身のファンを危険にさらしてしまう危険性があるライブ運営は、自分本位で配慮が足りないといわざるを得ない。

(文/タナカアツシ)