僕も芥川賞とったんですよ――。第153回芥川賞を受賞した羽田圭介さんが書店に寄せた手書きのポップが注目を集めている。


2015年7月28日に書かれたこのポップは、紀伊国屋新宿本店2階文芸コーナーに展開されているという。現場の様子を確かめるため、Jタウンネット編集部は新宿へと向かった。

担当書店員「いつものように淡々とした様子で書かれていました」

書店に入ってすぐの場所に特設されている「芥川賞・直木賞コーナー」に、羽田さん直筆のポップはあった。殴り書きに近い、なんだか力が抜けてしまうような字体で、「シュールで笑える」といった印象だ。


話題のポップは自著「メタモルフォシス」の上に

紀伊国屋書店新宿本店の担当店員によると、このポップは書籍の宣伝用ではなく、「芥川賞を受賞した感想」についてメッセージを貰ったものだという。また、実際にこのポップを書いている際の羽田さんは、上述の店員によると「いつものように、淡々とした感じ」だったそうだ。


売り場のなかでの存在感が凄い

ちなみに、歌人の枡野浩一さんも、このポップを「羽田圭介さんの芥川賞受賞作はこの手書きPOPをそのまま帯にすればいいのに」とのコメントをつけてツイッターで紹介。この枡野さんの投稿を、羽田さんも自身のツイッターでリツイートしている。