Amazonは2015年6月18日、電子ブックリーダー「Kindle Paperwhite」の新モデルを発表しました。このモデルでは6インチというディスプレイサイズは従来そのままに、上位機種である「Kindle Voyage」と同等の300ppi高精細ディスプレイが搭載され、6月30日(火)に発売されることになっています。価格は1万4280円からと発表されています。

Kindle Paperwhite - 最高の読書体験、そのための電子書籍リーダー



新しくなったKindle Paperwhiteと従来モデルでは外観上の違いはなく、本体寸法も前モデルと同じ高さ169mm×横幅117mm×厚み9.1mmのまま。さらに重量も205グラムと全くの同一となっており、従来モデルからの変更点はディスプレイの画素密度を300ppiへ向上させた点のみとなっている模様。300ppiとは1インチ(約2.54cm)の中にドットが300個入っていることを意味しており、iPhone 5s/6に搭載されるRetinaディスプレイの326ppiに匹敵する解像度となっています。



また、本国アメリカのAmazon.comでは、新モデルには高精細ディスプレイの搭載に合わせて新フォント「Bookerly」の導入や、文字レイアウトの改良が加えられていることが発表されています。



記事作成時点で販売されているKindleの各モデルを比較した表がこちら。Kindle Paperwhiteは下位モデル「Kindle」と上位モデル「Kindle Voyage」の間に位置するモデルで、上位モデルとの違いは本体のコンパクトさと軽量さのみとなっており、かなりのお買い得感を感じさせる内容といえそう。



なお、以下の記事では下位モデル「Kindle」と旧Kindle Paperwhite、そして新型Kindle Paperwhiteと同じ300ppiディスプレイを搭載するKindle Voyageのディスプレイを比較しているので、実際の読みやすさの参考になるかも。

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新型Kindle Paperwhiteの主な仕様は以下のとおりとなっています。

ディスプレイ:Carta電子ペーパー技術採用6インチPaperwhiteディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール

サイズ:169mm×117mm×9.1mm

重量:Wi-Fi:205g / Wi-Fi + 無料 3G:217g

システム要件:ワイヤレス接続対応、コンテンツのダウンロード時にPC不要

容量:4GB (使用可能領域約3.1 GB) / 端末本体に数千冊保存可能(一般的な書籍の場合)

クラウド:Amazon のコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能

バッテリー:明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で最長数週間利用可能。ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なります

充電時間:PCからUSB経由での充電で約4時間画面が高精細になった新型Kindle Paperwhite 2015年モデルの価格は、読書時に広告などが表示される「キャンペーン情報付き」のWi-Fiモデルが1万4280円、Wi-Fi+無料3Gモデルだと1万9480円となっていますが、Amazonプライムの会員だと4000円オフで購入できるキャンペーンが実施されています。

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従来のKindle Paperwhiteも「キャンペーン情報つき」のWi-Fi+無料3Gモデルが3000円割引きの1万2480円で引き続き販売されています。

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