学生の窓口編集部

写真拡大

飛行機を利用すると、そのサービスを受けることができる機内食。実はこの機内食があまり美味しくないと感じている人も、少なからずいるのではないでしょうか。

機内食で提供されるレベルの食事だからと諦めていた人にとって、驚きの研究結果が発表されましたので、機内食に関する興味深いトピックスをお届けします。

コーネル大学の研究チームが発表した研究の発表によると、なんと機内食を不味く感じてしまう原因が、機内の騒音にあるとのことです。

機内の環境に似せた85デジベル以上の騒音の中で、48名を研究対象とし、味覚を調査した結果、うま味と甘みを感じにくくなるとの研究結果が出たそうです。

騒がしい環境下では、うま味を含んだ料理や、砂糖による甘味を活かしたデザートを食べたとしても、それらの味を感じ取りにくく、料理としての美味しさが損なわれてしまうようです。
また、味の神経を司る中耳内の鼓索神経が騒音の影響を受け、味覚に変化をもたらしている可能性も示唆されています。

騒音に影響を受けやすい味覚があるということは、その影響を受けない味付けを施した料理を中心に機内食のサービスを提供すれば、機内食に満足する人の数も増えるということになります。

こういった研究結果がサービスに活かされれば、乗客が喜ぶ機内でのサービス向上につながるのではないでしょうか。

参考:
http://news.cornell.edu/stories/2015/05/planes-savory-tomato-becomes-favored-flavor