26日、中間決算の説明をするプラップジャパンの矢島社長(撮影:徳永裕介)

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PR会社のプラップジャパン<2449>は26日、東京都中央区のマツダ八重洲通ビルで中間決算発表会を行った。

 2006年2月中間期の連結業績は、売上高は前年同期比11.7%増の19億1700万円で、経常利益は同34.0%増の2億6900万円、純利益は同18.6%増の1億3100万円だった。同社は05年の総選挙の際、大勝した自民党の広報活動を担当したが、矢島尚社長は「選挙後、引き合いが多くなり、波及効果があった。プラスの効果は絶大だった」と振り返った。

 企業PRの代行やコンサルタント業務では、IT関係や医療関係の企業を中心に新規顧客を順調に獲得。同社の専用スタジオで記者会見の予行演習を行うメディアトレーニングが好調で、大企業のみならず新興企業からの受注が増えているという。

 06年8月期通期の売上高は前期比11.6%増の41億2600万円、経常利益は同23.0%増の4億9700万円、純利益は同14.5%増の2億6800万円を見込む。今後の経営戦略について、矢島社長は「これからは中国市場に力を入れたい。中国ではメディアとのコミュニケーションが難しい状況なので、PR会社にとっては大変有望なマーケットだと考えている」と語った。【了】