シチュエーションに応じてクレジットカードを使い分ける人は多いものですが、複数枚のカードを持ち歩くのは不便です。また、クレジットカード以外にも銀行のキャッシュカードなど支払い用のカードがかさばってサイフがパンパンになるということもよくあるもの。そんなときに便利なのが、クレジットカードデビットカード・ギフトカードなどをすべて1枚のカードにまとめられる決済用カード「SWYP(スワイプ)」です。

Swyp

http://www.swypcard.com/

SWYPがどのようなカードなのかは以下のムービーを見れば一発で理解できます。

SWYP Card: Smart, Secure, Simple - YouTube

世界で最も「スマート」なウォレットが「SWYP」です。



SWYPはクレジットカード、デビットカード、ギフトカード、各種ロイヤリティカードなどを1枚にまとめることができます。



SWYPは一般的なカードと同じように使うことが可能。Squareリーダーや……



ガソリンスタンドや……



カフェなどでの支払いに使えます。



きれいな女性に見とれる男性。



うっかりカプチーノの泡が鼻についてしまいました。



それを見つけた女性は……



「すてきなつけひげね。私のナンバーはこれ」



なんと逆ナン。



男性は早速メッセージを送信。



「やあ。これカフェのギフトカードなんだけど、カプチーノでも一緒にどう?」



ニンマリする女性。SWYPのインスタントギフト機能を使えば、SWYPユーザー間でギフトカードを交換したりシェアしたりできます。



SWYPはクレジットカードなどを登録して1枚にまとめることが可能。これはプライベートのクレジットカード



カード上のボタンをタッチするとカードが変更できます。これはビジネス用のクレジットカード



カフェのギフトカード



別の種類のギフトカードなどなど。



カードの登録はスマートフォンで行います。



カードリーダーにさっと通すだけでカードの登録が完了。登録可能なカードの枚数は25枚と十分なので、手持ちのカードをすべて登録しておけばSWYP1枚であらゆる決済に対応できるというわけです。なお、専用アプリはiOS・Android 4.4以上に対応しています。



SWYPはTPOに応じて使うカードを予測する機能を搭載。例えば、商談での一場面。



「ここは私が」



SWYPはすでにビジネス用のクレジットカードで待機済み。「ビジネスパートナーとのランチ」という状況から適切なカードを予想して待機できるため、SWYPならカード選びに手間取ることなく即、決済が可能というわけです。



さらに、レシートを専用アプリでスキャンしておけば……



経費計上も楽々。



ささっと決済を完了させればビジネス相手から「デキル男」と見られるかも……。



買い物を終えた女性。



SWYPで支払い、商品をゲット。



しかし、うっかりSWYPを忘れて店から出てしまいました。



店員さんも困り顔。



するとリンクさせているスマートフォンが離れたことを認識したSWYPには自動的にロックがかかりました。このため、SWYPを落としたり紛失したりしても悪用されるという心配はなし。



さらに登録済みスマートフォンにBluetooth LEを使ってSWYPが圏外になったことをアラートで通知。



SWYPを忘れたことにすぐに気づくことができるというわけです。



慌てて店に戻る女性。今度はスマートフォンを車内に忘れたようです。



無事にSWYPを受け取ることができました。



そのとき目に付いたのは……



良さそうなバッグ。



しかし、スマートフォンは車中なのでSWYPはロック状態。



こんなときはPINコードを入力してロックを解除可能。リンクさせているスマートフォンを忘れた場合でもSWYP単独で決済することは可能です。



「お支払いは?」「もちろんSWYPで」



SWYPのプリント基板は丈夫で、独自開発の磁気ストライプであらゆるカードに変身します。一般的な使用状況で2年間はバッテリーがもつとのこと。



SWYPは2013年の6月に開発プロジェクトがスタートし、2014年11月に製品が完成。予定価格は99ドル(約1万2000円)で2015年秋の出荷を予定しており、現在、半額以下の49ドル(約6000円)で先行予約販売を受付中です。ただし、現在のところアメリカ国内でのみの対応とのこと。アメリカ国外での対応は技術上は十分可能なので、日本を含めた世界中でSWYPが展開されるのか期待したいところです。