中国メディアの新華社は11日、日本では中国製品がスーパーや100円ショップだけでなく、百貨店などでも販売されているとし、「日本人消費者の生活の至る場所にまで浸透しているばかりか、歓迎もされている」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの新華社は11日、日本では中国製品がスーパーや100円ショップだけでなく、百貨店などでも販売されているとし、「日本人消費者の生活の至る場所にまで浸透しているばかりか、歓迎もされている」と報じた。

 記事は、2000年より前の日本では、中国製品といえば服飾関係や小物、農産物が中心だったとし、大手百貨店では中国製品を見かけることはほとんどなかったと指摘。一方で、中国の製造業の発展に伴い、技術水準や品質水準も大きく上昇したと主張し、今では高級ファッションから高級日用品にいたるまで中国製品が市場で重要なポジションを獲得していると論じた。

 さらに、日本では多くの製造メーカーが海外に進出したことで、生活用品の多くが輸入に依存しているとし、日本が海外から輸入する品のうち20%以上が中国製だと主張。もはや日本国民は中国製なしでは生活できないとし、日本の報道を引用し、「日本人は中国製品を使わずには1日たりとも生活できないのが現状」と論じた。

 また、日本のファストファッションブランドであるユニクロのほか、プラダやバーバリーといった高級ブランドにいたるまで中国に生産工場があることを紹介し、中国人観光客は日本で「中国で生産された」製品をこぞって買いあさっていると伝えた。

 続けて記事は、中国の家電メーカーであるハイアールが日本市場で成功を収めたとし、品質が高く、価格の安い中国製家電も日本の消費者に歓迎されていると主張。中国と日本の2014年における貿易額が3100億ドル(約37兆1138億円)を超え、うち日本の中国からの輸入額が約2000億ドル(約23兆9444億円)に達したことを紹介し、「もはや日本の消費者は中国製品なしでは生きていくことができない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)