中国メディアの捜狐数碼は8日、 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が家庭用ゲーム機の「プレイステーション4(PS4)」および携帯ゲーム機の「プレイステーション Vita(PS Vita)」について、中国での発売を延期すると発表したことを報じた。(イメージ写真提供:(C)  leonardo255 /123RF.COM)

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 中国メディアの捜狐数碼は8日、 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が家庭用ゲーム機の「プレイステーション4(PS4)」および携帯ゲーム機の「プレイステーション Vita(PS Vita)」について、中国での発売を延期すると発表したことを報じた。

 記事は、本来であれば11日に発売する予定だったPS4が発売延期となり、発売日は未定となったことを紹介。さらに、発売日3日前になって突然発表された延期について、「中国国内でPS4を待ち望んでいた人びとにとっては落胆する内容だった」と報じた。

 続けて、2014年12月11日にPS4の発売価格が発表され、複数の人気ゲームタイトルもリリースされることが発表されたことを指摘し、「すべてが良い方向に進んでいたはずだった」と落胆の色を浮かべた。

 さらに、PS4が発売延期になったことについて、「リージョンコードの問題が関係しているのかは不明」であり、SCE側も明確な理由については明かしていないとしながらも、SCE側の関係者が「中国での業務は国家の規定および政策に合致する必要がある」と述べていたことを紹介した。

 続けて記事は、PS4の発売については「さらなる情報の開示を待つほかにない状況」と報じたが、PS4の発売延期には中国ネット上でも落胆の声があがっている。簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)での反応を見てみると、「なぜ中国ではゲーム機1つ発売するのがこんなに難しいのか」、「やっぱり延期になってしまったか。とても残念だ」などの声が見られた。

 特に、政府から何かしらの横槍が入ったのではないかとの見方が多く、「まったく政府は何がしたいんだ?」などの不満も見られたものの、「延期があくまでも短期間であることを願う」との意見も見られ、PS4の発売を待ち望んでいた中国のネットユーザーからはあくまでも「迅速な発売を願う」声が多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  leonardo255 /123RF.COM)