歌舞伎町のキャバクラで起きたボッタクリ事件がいろいろ酷すぎると話題に

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最近ではすっかりなりを潜め、それこそドラマの中くらいにしか登場しないと思われがちな「ボッタクリ」に関する事件が発生、店の従業員が逮捕された。警視庁が発表している。

事件のあったのは、東京歌舞伎町にあるキャバクラ店「XENO」で、逮捕された同店店員・室井伸明(33)ら2人は、利用客である男性3人に対して、約28万円もの不当な料金を請求した疑い。しかもその際に、男性客に対して、「8割払わないと解放できない。若い衆は何をするか分からない」と脅迫。23万円を支払わせた上で、残りの5万円についても、被害者の免許証をコピーし、誓約書まで書かせていたという。

このあまりにひどいボッタクリ事件について、ネット上からは多くのどよめきが。「きっついなー」「いい加減、こういう店は全部摘発しろよ」「ボッタクリかどうかわかんなくね?高級店かもわからんし」「28万って...おいらの給料以上やんけ...」「自分のこととして考えるとしんどいな...」「東京こえーよー」「普通のやつはこういう店いくなということだな...」と、既に前時代の遺物と化していた感のあるこの手の事件が、いまだに発生していることについての驚きや、同性として深い同情を寄せる男性ユーザーからの声が散見された。

調べに対して逮捕された同被疑者は「正当な料金請求と思う」と容疑を否認しているというが、そもそもこうした店においては、なにをもって「適正価格」とするかは判断の難しいところ。ボッタクリであろうとなかろうと、料金のわかりにくい業種の店であるだけに、その利用に際しては、心してかかったほうがよさそうな気配だ。

文・葛西敦規