1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」は映画史に名を残す不朽の名作の1つで、公開から40年以上経過しても映画館でリバイバル上映されるほどの人気を誇ります。イギリスでは「イギリス映画協会」が2014年10月から12月にかけて「Sci-Fi: Days of Fear and Wonder」というSF映画を特集したイベントを開催中で、その一環としてデジタルリマスター版「2001年宇宙の旅」の上映が決定し、上映に併せて同映画の40年ぶりとなる新予告編が公開されました。

'2001: A Space Odyssey' Gets First New Trailer in 40 Years

http://www.hollywoodreporter.com/news/2001-a-space-odyssey-gets-742481

デジタルリマスター版「2001年宇宙の旅」の新予告編は下記から確認可能です。

Stanley Kubrick’s 2001: A Space Odyssey Trailer - In cinemas 28 Nov | BFI release - YouTube

木星探査ミッションで唯一生き残るデビッド・ボーマン船長。



美しい夜明け。



新予告編は宇宙船ディスカバリー号に搭載された人工知能HAL9000型コンピュータの視点から描かれています。



宇宙船内でトレーニングをするボーマン船長。



映画に登場するディスカバリー号のデザインは今見ても色あせません。



ボーマン船長が最後に行き着くロココ調の部屋。



こちらの画像を見ているだけでも、脳内で「美しく青きドナウ」が流れます。



今見ても違和感ないデザインのスペースポッド。



月に向かう探査船。



指令に従わないHALによってディスカバリー号の船員は次々と殺されました。



月に降り立った調査員が見たモノとは一体……。



斬新なアングル。



白で統一され、モダニズムを感じさせる部屋。



人類の夜明けの舞台。



HALが隠していた宇宙船ディスカバリー号の本当のミッションとは?



全てのSFの中でも群を抜いて見ている人の度肝を抜いたのがスター・ゲートのシーン。約10分間も流れたこのシーンは賛否両論だったそうです。



スターゲートを通るボーマン船長は人類を超越した存在へと近づいていきます。



監督はスタンリー・キューブリック氏。



月面に着陸した調査員を迎えたのは、2001年宇宙の旅のキーアイテムの1つモノリス。



年老いたボーマン船長。



そして人類の夜明け。「ツァラトゥストラはかく語りき」が聞こえてくるようです。



「2001年宇宙の旅」は過去から未来へと長いスケールの時間を描いた作品で、予告編だけを見てもわけが分からないですが、正直なところ作品を見ても同じこと。ほとんどの人が初見で全てを理解することは不可能と評判で、人によっては退屈の極みとも言われる作品ですが、2回・3回と繰り返し見ると「2001年宇宙の旅」の良さが分かるはずです。