南米サッカーでまたも暴力事件が発生した。サンパウロとサントスの試合後に、サンパウロの街の2か所で事件が起きている。1名が死亡し、もう1名が重傷だ。

亡くなったのは、34歳のサントスサポーター。0−0で終わった試合後、複数名に激しい暴力を受けて死亡したと見られる。

『CBN』が報じたところによると、サントスのユニフォームを着ていたこのサポーターは、スタジアムでの試合観戦から帰宅中に、地下鉄の駅の周辺で殴る蹴るの暴行を受けたという。サポーターは病院へ運ばれたが、数時間後に亡くなったとのことだ。

その直前には、障がい者の15歳の少年までもが、試合直後に地下鉄の駅での両軍サポーターの衝突の中で暴行を受けたという。サントスのサポーターで、24日午後に退院したとのこと。当局によると、頭部に軽い切り傷と擦り傷があったそうだ。

さらに試合前にも、電車の駅の近くでも両軍ウルトラスの衝突が起き、銃による傷害事件も起きたとのこと。こちらも被害を受けたのはサントスサポーター。幸いにも、口を何針か縫うケガだけで済んだとのことだ。